Lyric

マスクを外し　深呼吸する

なぜ思い出す　あの日のぬくみ

子どもの声が　5時のチャイムに

かき消されてく

代わり映えない　猫背な日々を

僕は生きてる　寂しくないよ

駅前のあの店で

ご褒美買って帰ろう

ふと名前を呼ばれたような

肩を叩かれたような

気配に振り返っても　風が吹くだけ

今日が定休日だって

きゅるる　腹が鳴ったって

陽はどうせ沈んでいく

夕焼けが綺麗ね

木々を揺らした

君が誰だっていいんだ

僕を見守っていてくれよ

巡り合う人　過ぎていく人

どこからなのか　焼き魚の匂い

引き戻されるきっかけは

日常の端っこで

今も　あの夏を

探し出せる気がする

声は　土には還らないから

生きていく理由も　あの歌の意味も

知ることになるのは

今よりもずっと後

頬をかすめた　君が通りすがり

そっと耳打ちして　消えてった

今日が定休日だって

一人立ち止まったって

陽はどうせ沈んでいく

沈んではまた息吹く

木々を揺らした

君が誰だったとしても

会えて嬉しかった

行ったり来たりの日々に

また会えるかな　幽霊さん

僕を見守っていてくれよ