片想性失語症のジャケット写真

歌詞

片想性失語症

GØMA

終電が僕の内臓を運んでく

改札で感情だけが降りそびれた

「また明日」は賞味期限切れ

飲み下して 中毒になる

好きって言葉 喉で孵化して

飲み込んだら 消えちゃった

ラララ 夜のサイレン

ラララ 僕を剥いで

ラララ 夜のサイレン

言えないまま 燃やして

ねえ 好きだよって

それだけが言えないんだ

夏は君を想う時間が長い

君が前髪を 耳にかける憂い

何度見ても 心臓の予報外れる

笑うと鼻に皺が寄るのを

僕だけが 知っていた

片想いって 病名なら

治らないまま 退院したい

ラララ 夜のサイレン

ラララ 街を撫でて

ラララ 夜のサイレン

埋めていって 静かに

ねえ 好きだよって

たった一言が 喉でつかえる

君の名前を呼びたかった

ただ それだけだったんだ

何度も練習したのに

口に出せないまま 朝が来る

ねえ 一回だけ聞いて

もう 嘘も冗談もいらない

好きだった

ずっと ずっと好きだった

君が笑うだけで 世界が眩しくて

それだけで 生きていけた

ラララ 夜のサイレン

ラララ もう鳴らないで

ラララ 夜のサイレン

抱えて 生きていく

君が幸せなら それでいい

それでいいって 思えるように なりたかった

  • 作詞者

    GØMA

  • 作曲者

    GØMA

  • プロデューサー

    GØMA

  • その他の楽器

    GØMA

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    片想性失語症

    GØMA

「好き」のひと言が、何年経っても言えなかった。
ボカロ×シティポップで描く、叶わなかった片想いの物語。
『片想性失語症』は、初音ミクをボーカルに迎えたメランコリックなシティポップ・バラード。90年代日本のシティポップが持つ艶やかさと、現代ボカロカルチャーの内省的な言語感覚を融合させた一曲。
主人公が抱える「言いたいのに言えない」想いを、架空の病名「片想性失語症」として描く。終電後の駅、滲むネオン、誰もいない部屋、横断歩道の向こうにいる君——夜の都市の情景が、片想いの累積した時間を映し出していく。
冬から夏へと季節が移ろうにつれて、日没時刻が少しずつ遅くなっていく。その変化に気づくほど長く、主人公は「君」を想い続けてきた。
ラスサビでは半音上の転調と共に、それまで比喩で覆い隠されてきた感情が剥き出しになる——「ねえ 一回だけ聞いて/もう 嘘も冗談もいらない/好きだった/ずっと ずっと好きだった」。
現代ボカロの言語感覚と、80〜90年代日本のシティポップの音像が交差する2026年のボカロロック・バラード。
聴き終わったあと、誰の心にも一人くらいは「言えなかった人」が浮かびますように。

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