子供は地下にのジャケット写真

歌詞

大人の涙

Waku

あれから

笑いたいことも笑えない

あの日こと考えてる時

一点を見つめては読んでる

小説も頭に入らない

言葉は不自由だよ

こんな時かける言葉が見つからないから

でも言葉を探してるよ

ここにいさせられてるんだ

わかってるみんな

いつかさよなら

今向かうのは正解じゃない

俺は君がいて幸せだよ

だけど君が泣いていたらそれも全く意味なくて

君は泣き顔を誰にも見せないね

俺も目のやり場がない

本当の涙どこにある?

考えてる

無理してほしくはない

大丈夫って言えない

大丈夫じゃないからだけど「今更」に

なる前に

聞いておきたい

今どこに

だけど聞けない

変に話さないし話さなくて良いから

俺の責任じゃないけどそうと思いたい

人は勝手に死んでいく

残されたあなたを助けたい

けどなにもできない

隣で黙ってることしかできない

それでもいいのかも

涙出ずに溜まってく

大人の涙それはよくない

ある日君は言った私多分急に死ぬから

死の連鎖

夜のベンチ鳥の羽と白い月

足に土で下に海

色をなくす世の中に

思い知らされてるみんな結局人間

他人のことなんて分かりきれない

本当の君はどれ?

君は1人でいるべきではないけど

1人でいなきゃいけない

君が正しい感情へ導かれない気がして

君が離れるんじゃなくて俺を置いて行って

赤子の泣き声のように

泣くべき時に泣けるように

君は君の歌を歌って

愛は変わらずにあるよ

言うべき時に言えなかった

正しい時に泣かなかった

それ故ダムに貯まる涙

配電盤はまだ捨てれない

鉛のような固形の涙を

手のひらにいまだ持ってる

もう君はいない

振り向いても振り向いてない

悲しさは伝染する

効かないワクチン

でも君はそう俺を呼んだ

求められても応えられない

無力さ自分は

寄り添う冬の寒さ

人は勝手に死んでいく

残されたあなたを助けたい

けどなにもできない

隣で黙ってることしかできない

それでもいいのかも

涙出ずに溜まってく

大人の涙それはよくない

ある日君は言った私多分急に死ぬから

死の連鎖

夜のベンチ鳥の羽と白い月

足に土で下に海

色をなくす世の中に

  • 作詞

    Waku

  • 作曲

    Ryu

子供は地下にのジャケット写真

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前作の「青年」がテーマとは打って変わり、今作のEPのタイトルには子供とある。子供と地下というファクターに共通項を見出し、そこを出発点に大人と地上という対極との関係性も描いたコンセプショナルな今作は、純粋さに内在する社会批判と俯瞰による哀愁によって内省的なまとまりを感じさせる。

アーティスト情報

  • Waku

    物事を遠くから見つめるような歌詞と日常的、直接的な表現の組み合わせによって生み出される彼の哲学は現代社会に生きる多くの人を惹きつける。自身を「犠牲」や「媒体」とするその姿勢には他者に対して委託をする意思と自己が等身大であることを強調していることが垣間見える。クリエイティブ集団ToTを牽引するWakuは何を見つめ、何を為すのか。

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