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ロンドンを拠点に活動する音楽家、Ken Ikedaと東京在住のアンビエント作家Chihei Hatakeyamaによる初のコラヴォレーションが遂に完成!!
Ken Ikedaはこれでまで、ソロ名義でTouch,SPEKKといった電子音楽の名門レーベルから作品を発表し、杉本博司、横尾忠則、、森万里子、デビッド・リンチ等の巨匠美術家、映画監督とのコラヴォレーションを重ねてきた。Chihei Hatakeyamaは2006年のkrankyからのデビュー以来一貫して、アンビエント・ドローンのフロンティアを開拓する傍ら、数多くの映画作品やアニメ作品に楽曲を提供してきた。Mossと名付けられた本作では、ほぼ2年半に渡る数多くのスタジオでのセッションやレコーディングから厳選された楽曲が収められている。アルバムは、DX7の独特な音色が印象深いテリー・ライリー的なミニマルなフレーズで幕を開け、やがてドローンの海に沈み込むというアンビエントではありながらもキャッチーなフレーズとドラマティックな展開をもつ『koke』からスタート。中盤以降は切ないメロディが内省的な感傷を引き起こしつつ、自然の雄大さを感じさせるようなスケール感の楽曲が並び、夜明け前に一人で佇みつつ徐々に光で満たされる朝を迎えるような清々しさを持つ『Tsuyu To Kie』を経過し、カオティックなオーケストレーションがノイズ的祝祭感を感じさせる『Inei』で幕を閉じる。アルバム全体の構成は人生の流れのようでもあり、一日の出来事のようでもあり、そして1年間の自然の変化のようでもある。何処はかとなく漂わせる無常観は二人の作家のもつDNAのようなものが反映されていると言えるだろう。
カバーアートは国内外で高い評価を受ける美術家 青山悟が担当!!
ロンドンを拠点に活動する作曲家、演奏家。創作楽器のアコースティックノイズとDX7のサイン波によって、プリミティヴで独特な"電子音楽"を構築している。Touch,SPEKK,Baskaru等のレーベルからアルバムをリリース。これまでに杉本博司、横尾忠則、デビッド・リンチ等のヴィデオ作品や展示に楽曲を提供したほか、 近年ではパートナーでもある現代美術家、森万里子とのコラボレーションを続けている。ロンドンではJohn Russell,Eddie Prevost,Paul G. Smith 等のフリーインプロヴァイザーと共演する。
White Paddy Mountain