

深夜の環七(かんなな) 無人のガラス
並ぶドラムが 青く回る
投げ込むシーツ 抱えた腕に
熱帯夜の風 まとわりつくの
揺れるアスファルト 大型トラック
平らな町の 暗い地響き
誰かに預ける 暮らしを捨てて
戻る孤独を 選んだ夜よ
回る硝子(ドア)の 白い渦潮(うず)
あなたの匂い 消えてゆくのに
残したシャツの 襟のあたりに
ふいに顔を 寄せてしまった
百円硬貨(コイン)落とす 冷たい響き
奥の明かりが 瞬いている
「引き止めないよ」 あなたの言葉
ポケットの手を 強く握った
甘える場所を 自分で断って
テーブルに置いた 合鍵(キー)の重さ
白く乾いてく リネンの匂い
私の明日を 取り戻すだけ
熱風受けて 膨らむリネン
漂白(ブリーチ)の香 鼻をかすめる
選んだ孤独 引き受けながら
乾いたシャツを 胸に抱くの
畳んだシーツ 抱えた腕で
深夜の歩道 一人で歩く
止まったドラム 静まり返り
掌に残る 小銭の冷たさ
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“漂白のリネン”を
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漂白のリネン
Akemi
「漂白のリネン」は、自ら関係を終わらせた夜、生活の痕跡を自分の手で洗い流していく深夜の時間を描いたミディアムテンポのシティポップ。
午前二時の環七、無人のコインランドリー、青く回るドラム、テーブルに置いてきた合鍵、そして使い残した百円玉――誰かに預けていた暮らしを手放した直後の部屋の外側が、これから戻る孤独の輪郭を静かに浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、追い出されたのではなく自分で終わらせたからこそ、生活の手触りを自分の主導権で取り戻そうとする大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の深夜、熱帯夜の湿度、洗い流せない匂いを描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
消えていくはずの匂いを追って、残されたシャツの襟にふいに顔を寄せてしまう、その一瞬。
それでも乾いたリネンを胸に抱えて歩道へ出る――そんな選び取った孤独の始まりを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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