Lyric

身の程知らずの

メッセージは

囁くくことさえ怖くて

飲み込んだけれど

似たり寄ったりの

言葉なんて

この星では当たり前に

ありふれている

声に出す事で

嘘になる気がしてる

伝える事で傷つけてしまう

気がしてる

そんな脂病な時に

ふと考えた

幼い頃によく聞かされた

お伽話の不思議な力

時間よ戻れ！の魔法を

使う事ができたなら

誰を愛せただろう

この世界を救うなんてできない

弱い僕だから

君が大事なんだ

流れる時間と

移る季節に

装いを彩った町で

寂しげな君は

同じ場所とは思えない

悲しいモノクロームの町に

立っていたんだ

君に今以上

辛い思いさせたくない

だけど何もできない

やりきれないこの手で

君の類の雫なぞりながら考えた

幼い頃によく聞かされた

お話の不思議なカ

時間よ止まれ！の魔法を

使う事ができたなら

誰を愛せただろう

この世界中の人は同時に

笑えないのだから

君に寄り添いたい

泣き疲れた君の寝顔に

明日には笑えるようにとか

柄にも無く願ってみたりして

起こさないようにそっと

細い指握りながら考えた

幼い頃によく聞かされた

お伽話の不思議なカ

時間よ進め！の魔法を

使う事ができたなら

誰を愛せただろう

この世界で誰よりも恋しく

眠ってる君に

会える朝を待っている

まわれ！まわれ！まん丸い地球

この小さな町を

太陽の下へ運んでけ

この世界で誰よりも愛しく

眠ってる君に

アネモネのキスをした