Lyric

八月の風が吹いて

思い出す いつかの夏

夕暮れ 坂の上を

並んで揺れる 影法師

くだらない話をして

笑い転げてた日々の

隣には君がいた

それだけで満たされていた

遠い空を

ずっと見ていた

こぼした記憶を

手繰り寄せるように

声よ届け

遥か彼方へ

あの日の僕らは

ここに居る 今でも

屋上に駆け上がって

二人で見上げた花火

夜空に咲いた花の儚さに

息が止まりそうで

生まれてきた理由とか

意味がもしあるのなら

答えは この先も

君と生きる為だと思う

もしも君が不安になる時

そっと その手を繋いでいれたら

ずっと探してた"こころ"の在処

隣で笑う君の中 見つけた

長い雨が上がり

やがて虹が掛かる

水溜まりに映る

茜色の空

いつかこの日々を

忘れてしまっても

いつまでも君を

忘れはしないから

声よ届け

遥か彼方へ

時の先へ

季節の向こうへ

声よ響け 君の心へ

僕らの"記憶"は

いつまでも消えない

雨上がりの虹

茜色の空

寄せ返す漣

空に咲いた花火

いのちは つづいてく

すばらしき このせかいで