歌詞

縋りついてきた唯一のアイデンティティを微塵に打ち砕かれて

何も持たないまま闇に放り出された　雨に打たれる

作り上げてきた偶像を守るうちに

夢も見なくなる

何もかも失って初めて気づかされたんだ

変わってしまってた自分に

泣きながら歩き出す　もう誰の目も憚ることなく

もう一度

いつからか誰かの視線ばかり気にして　迷って怖気づいた

後には引かないと立てた大きな旗が　却って邪魔になる

見透かされて自分を嘘で塗り固め

抜け出せないアイロニー

独りきり彷徨って打ちのめされてく中で

やっと今気付いたんだ

例えばこの絶望の夜も　いつか盤石な地盤に変えてみせる

命の意味探して　がむしゃらに走った日の情熱が戻ってくる

いつしか雨は風に 風は光に　世界は巡りゆく

もう一度起ち上がって　書き換えるこのシナリオ

未来は切り拓けると信じて

もっと高く翔けてみたい

桜舞う空の彼方へ