Lyric

花も都も成しえない　この廃れた広場に騒めく

革命家の気取りにやれ野次やら槍やら飛び交っている

コスパの悪いその魔法　上辺だけのあどけなさに　人々はクラクラと

にべもないその素振りに　積まれていく小銭で身を切る

恍惚に隠された　禍々しく黒い腹心算

春めくあの巡りあわせ　息ができない　息ができないほどに

分かり合えないその言葉だけ　傷ついたほど聞こえてしまって

振り降ろしていた一輪の凡てを　飲み込むその姿だけ愛してあげるわ

Latata

ああね、御伽噺だってこれも全部茶化して　舌に残る苦味上書きした御茶菓子で

あのねあなた此処いらで何をお探しで？　味気ないものね

分かり合えないその言葉だけ　傷ついたほど聞こえてしまって

振り降ろしていた一輪の凡てが　枯れてしまうその刹那だけ

終わりきれない（下らなくても）終わりきれない（浅ましくても）

終わりきれない　まだ　まだ　そのスト―リーは

（汚れていても）幕は下りない（何もなくても）

終わりきれない　まだ　まだ　憚るように