BUZZ DA VIBE Front Cover

Lyric

Baiten no sora

LANPAZIE

雨曝しの シェビー繋がれた犬

垂れた頭 既に時遅し 時雨

狼狽 窓越し 夜景 装填 去る 女

港区ベンツナンバー

00B52色はBLUE

賽の目が揃い候 振り出しに

ベルが鳴り響き飛び散る羽毛

口の中苦い青臭いピストル

水槽の熱帯魚はエサ忘れて

共喰い

壊れそうさ

狂いそうさ

OK 余裕

誰もいない交差点の中

裏切りのブルースが鳴り響き

サヨナラは済んだ

君の分まで凪がれて

消えた狽天ノ空

数え切れない過ちを積んだ

戦闘機が空を覆い尽した夏

黄色い肌した女の子は

白と黒の信号機で立ち止まる

壊れそうさ

狂いそうさ

終わりそうさ

どうやって笑って

どんな風に泣いて

思い出せずに絡まったまま

どうやって笑って

どんな風に咲いて

思い出せずに繰り返すだけ

サヨナラは済んだ君の分まで

凪がれて消えた狽天ノ空

どうやって笑って

どんな風に咲いて

思い出せずに繰り返すだけ

どうやって笑って

どんな風に咲いて

  • Lyricist

    Takahito Shibata

  • Composer

    LANPAZIE

BUZZ DA VIBE Front Cover

Listen to Baiten no sora by LANPAZIE

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反社会性とロックンロール・ドリームは既に数十年も前から乖離している。真っ当な人間なら触れることすら許されなかった音楽、しかし底でしか癒されない人種がいるのも確かだ。

LANPAZIEの最新作『BUZZ DA VIBE』はコロナ禍を含め2年にも及ぶプリプロダクション(音源の下書き準備)を乗り越え、更に半年以上かけて録音を繰り返した。今日日、デジタルサウンドが主流の世の中で、生ドラムにベースとギターだけというアンサンブル、どこか日本のVシネやギャング映画のような語り口のボーカルが愛おしい。

人生が滲んでいる、という意味ではブルースであり、はみ出しモノのロマンチシズムは現代で言うところのヒップホップ的"不良文学"にも通ずる。それでいてオルタナティヴな感性は特にミッド〜スローナンバーに歌モノとしてよく表現されている。これは本作から加入したドラマー、リョウマサヒロが柴田兄弟とぶつかった特異点に他ならない。

ブランキーやミッシェルの幻想は追わない。借りなら返す、という気概と絶滅危惧種であるからこそのプライドは"和彫・アメ車・ギターソロ"という一見、型落ちなノスタルジーが今、かえって新鮮だ。何故なら、ソレを貫けた奴はいないから。マイノリティの味方であり続けると同時に、冒頭で述べた"真っ当な人間"を狂気に駆り立てるチャンスが訪れた。もう、LANPAZIEでしか満たされない。

Artist Profile

  • LANPAZIE

    2011年 結成 ALTERNATIVE GRUNGE GARAGE ROCKを基調とするBJC,TMGE,などの邦楽ROCK 80〜90年代のUK ROCK オルタナティブ グランジ ガレージロックに影響を受ける ​東京を中心に全国で活動中。

    Artist page

SparrowsRecords

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