今回の君は、以前のような別れは
告げずに去って行った。
別れはただの別れ。
僕達の間はそれ程親密ではなく、
ただ二本の木の距離にすぎなかった。
君はまだ山陰路にある
僕の8階の部屋を覚えてる?
部屋で歌って過ごした日々を。
とても暑い夏、君は外を眺め、
君の消えそうな顔を眺めている。
君が僕のもとにやって来る姿が
どれだけ恋しかったか。
思い出すと僕の愛は止まらない。
南京の雨はとめどなく降り続く、
君の沈黙と辛い想いのように。
瞬く間に、僕達の街に
また夏がやって来た。
向こうからやってくる人は
皆目を細める。
人々はあえて話したり
足を止めようとはしなかった。
心を動かせば災いを招くから。
君が僕の元にやって来る姿が
どれだけ恋しかったか。
思い出すと僕の愛は止まらない。
南京の雨はとめどなく降り続く、
ある人達は出会いを定められている。
君は輝く一枚の葉っぱ、
僕の卑しい心に落ちて来る。
いつものように僕は自分に怒り、
歌う。
無力で、
愛しても吹き飛ばない葉っぱ。
- 作詞
李志
- 作曲
李志
李志 の“山陰路の夏 (2011 Studio)”を
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- 1
黒い封筒 (2004 Studio)
李志
- 2
晩春の南方都市 (2005 Studio)
李志
- 3
君と (2006 Studio)
李志
- 4
青い空 (2009 Studio)
李志
- 5
天空の城 (2009 Studio)
李志
- 6
壁のヒマワリ (2010 Studio)
李志
- 7
鄭州の記憶 (2010 Studio)
李志
- ⚫︎
山陰路の夏 (2011 Studio)
李志
- 9
杭州 (2011 Studio)
李志
- 10
ママ、この世界に未来はあるの? (2006 Studio)
李志
- 11
黒い封筒 (2015 Live)
李志
- 12
晩春の南方都市 (2015 Live)
李志
- 13
君と (2016 Live)
李志
- 14
青い空 (2015 Live)
李志
- 15
天空の城 (2018 Live)
李志
- 16
壁のひまわり (2015 Live)
李志
- 17
鄭州の記憶 (2018 Live)
李志
- 18
山陰路の夏 (2014 Live)
李志
- 19
杭州 (2015 Live)
李志
- 20
ママ、この世界に未来はあるの? (2018 Live)
李志
中国の現代ロック史にその名を刻む 李志 (リージー)。2004年のデビューから2018年までの14年間にリリースした全20枚のアルバムから10曲を厳選した2枚組の豪華ベスト盤。Disk1はスタジオ録音版、Disk2にライブ録音版を収録。日本での高音質リマスタリングで蘇る。日本国内限定で発売されたアナログLPとCDが異例の売り上げ記録を残したアルバムのデジタル配信がいよいよ解禁される。
アーティスト情報
李志
中国の近代ロック史にその名を刻むシンガーソングライター。 1978年 中国江蘇省金壇出身。 1997年 南京東南大学(Southeast University)で工科学を専攻、現在も南京に暮らす。 鬱屈や挫折など、彼の目を通して見た社会や日々の生活をユニークな詩とありのままの姿で表現するスタイルが徐々に人気を集め、近代中国ロック史のカリスマ的存在となる。 2016年と2017年に行われたスタジアム規模の年越しライブでは約1万枚のチケットが数分で売り切れるなど、今では中国で最もライブチケットが取りにくいアーティストの一人となっている。また、中国社会に著作権意識が根付いていなかった時代に、楽曲の無断使用や違法ダウンロードが横行する状況を改善するため、自ら積極的に裁判を起こす活動をSNSなどに公開。中国社会における著作権意識の普及に大きく貢献した。 2017年には、中国全土の334都市を12年かけて巡る「叁叁肆(334)」ツアー公演を開始。「地方都市の若者が希望を抱ける未来のために」というメッセージを込めた活動を続けている。 南京市の外れにある貧しい農村出身の彼が歌うメッセージは普遍的な愛とユーモアに溢れ、中国の若者たちの未来に大きな希望と勇気を与えている。
李志の他のリリース
PANDA RECORD