Sorrow Front Cover

Lyric

sorrow

Laila

それは酷く小さな

脆く真綿のような

醜い恋心でした

曇天 バス停の側で

ぽつり 一粒染みついて

ぼんやり立ち尽くしていた

届きそうで届かない

未練がましい無力さに

呆れるほど滑稽でした

薄れていく背中が

震える指先と共に

雫に映し出していた

失ってから気づく寂しさは

どれほど痛いものでしょう

見つかるはずのない面影の

夢を見ていた

静寂の中立ちすくんでは

必死に責めてばかりいて

心が引き裂かれるくらい

視界が崩れていた

お願い

今更気付いても遅いのに

崩れ落ちそうなほど

欲しかったのは

ちゃんと君だったよ

想うほどに苦し過ぎて

だから

あと一度だけは許して

この想い届かなくとも

大事なのはちゃんと君だったよ

残り香を感じていたいの

胸を抉る痛みが

肌を刺す孤独が

染み付いて離れないのなら

月明かりさえも

消えないまま

それは酷く小さな

脆く真綿のような

醜い恋心でした

雲はいつしか影になり

忘れる間もなく枷になり

ぼんやり立ち尽くしていた

  • Lyricist

    Laila

  • Composer

    kuga

  • Vocals

    kana

Sorrow Front Cover

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