Lyric

もう話すことはない、じゃあ、さよなら

二人だけがわかる未熟な言葉じゃ世界は

見えないってことに気付いた

欠いた解像度にぼやけて濁った色

それでわたしはわたしを何と呼べばいい

知ってるはずのそれじゃ過不足があるんだよ

それでわたしはあなたを何と呼べばいい

もう二度と呼ぶこともないけれど

黙ってろってちゃんと唇を縫い声を殺し

おまえの声もなんにも聞きたくない耳塞いでるよ

思ってる以上にここは暗くないしちょっとマシ

言葉よ、これを何と呼べばいい？

Quiet machine

それを失ってから気付くのは

生きてることを忘れてしまうのと同じだ

読んで書くように息をする

言葉をなくしたわたしにはできない

「ごめんね、間違ってた」とかじゃなくて

二人の言葉だけで照らし出して

狭い部屋、狭いベッド、狭い世界

狭いのは嫌じゃなかった

でも捨てた

黙ってろってちゃんと唇を縫い声を殺し

おまえの声もなんにも聞きたくない耳塞いでるよ

思ってる以上にここは暗くないしちょっとマシ

一人で思い出してる

名前を呼んで上手に唇を覆い声を奪い

おまえの声で脊髄くらい甘美に震わしててよ

思ってる以上にここは暗くないしだいぶマシ

言葉よ、ああなにもいえない

Quiet machine