傘を撃つフィクションのジャケット写真

歌詞

デクリエイト

白波海音

書き連ねた劣等感は殆どが昇華を果たして

押し殺した罪悪感が私の脳裡で声を上げた

過ぎ去った後悔は単純な言葉で片を付け

取り繕うための断片収集を続けている

何も言えない

何も聞こえない

存在さえも曖昧で空っぽになってしまった私を壊して

何も見えない

何も分からない

この声も疑いたい

透明なままの私を見つけて

鳴り続ける警告音は疾うに限界を迎えて

過熱した感情論が心情を支配している

制御を失って零れ落ちる機微をただ憂いて

私はまた空虚を生み出している

不可視になっておかしくなった

誰か私を教えて

まるで空中都市が崩れるように

壊れて落ちて何も残らない

「言葉にできない」なんて甘美なものじゃないの!

誰か教えて

誰か助けて

私じゃない声がした

冗談じゃないわ!私を連れ去らないで

誰か応えて!私を呼んで!

絶え絶えでも言の葉が空っぽのこの身体を満たした

自己愛だって愛情だった

そんなどうしようもないエゴ抱いてまだ息をしている

私はただ私で居たいだけ

  • 作詞

    白波海音

  • 作曲

    白波海音

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