がらんどうの頭の中流れるノイズ
捲し立ててはやる呼吸
不完全な層を潜り抜ける感傷に
裸足に突き刺さる破線
印残すただの未明
沈む空気押し黙ったまま
静まる底に息切れ
座り込んで見上げたら星は消える
昨日の夢に霞がかったモーニング
少しだけ降るんだという
不安定な高度目赤らめるほどに
陽射しに溶けていく途中
示し合わせた紙切れ
挟み込んで皺になったから
刷り込まれた感動の風景
人の噂満たされて染まるだけ
吸い込んだ風の温度感
ひとりでに酔えたら
蓋した時計の鳴るような
目と目で交わした感情も
いつか花になったら
ふっと気づく振りむきざま残る波形
電波塔の交信に混じって聞こえるような声
ぽつりぽつり話す吐息
人だかり横目に伸ばす延長線上に
ふかしてよみがえる午後に
- Lyricist
Fuminao Nagano
- Composer
Kodai Yoshizawa
- Mixing Engineer
Ryo Namekawa
- Mastering Engineer
Ryo Namekawa
- Guitar
Kodai Yoshizawa
- Vocals
Ayaka Ishida
- Piano
Akihiro Kaneko
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Scenery
group_nonsense
東京を拠点に活動するエレクトロユニット・group_nonsenseの4枚目となるシングルはボーカルに俳優・石田彩夏を迎え、ハウスミュージックを基調とした夜のドライブにぴったりな一曲。歌詞に散りばめられた「がらんどうの頭の中流れるノイズ」や「裸足に突き刺さる破線」といったフレーズは、時に襲ってくる焦燥感やセンチメンタルな感情を丁寧に描き出している。