Lyric

遠い過去　原初の時

暗き狭間に落つ

一雫の白き音

始まり告げる

我らの神　大地作り

その残滓　悪しき炎

神の手は触れられずに

剣へ封じた

三人の神子は

人間を護り導いた

天巫女が神に歌う

鮮緑の原

清水はやがて大河へ

薄れゆく神の血に

雨呼べず　涙する娘

神子が娶る

全てを慈しみたまえ

産声を護りたまえ

強き庇護を与えん

鈴の音響く楽園

いついつまでも

永久に

雨を呼び　風を手繰る

いずれ子の血　薄れ

神子の恵みを妬んだ

一人の青年

贄の天巫女を攫い

炎剣を手に逃げる

追い手の金色の神子を

剣で害した

ああ　神よ

責はこの私に

雨呼べぬ　天巫女に

神への贄の身で

恋した

誰一人も護れなかった

遺された想いが　魂を病む

空高く　晴れ渡る大地

欠けた輝き

罪深きその青年に

魔物の呪い

異形の半身と角もつ

輪廻　還れぬ姿

魔物は砂原を行く

救いの剣　探し求め