共同制作のホワイトキャンバス

『共同制作のホワイトキャンバス』は、
ふたりで書き続けてきた物語を、
「プロローグ」から「次の章」へと押し出す祝祭のラブソングです。

桜の季節に始まった出会いと、
にぎやかな創作の日々を、
愛おしい前置きとして抱きしめ直し、
今ここにある確信と未来への約束へと結び直します。

困難やすれ違いは傷ではなく設計図、
直した回数だけ強くなるという実感が、
優しいピアノの面影と力強い鼓動のリズムに重なります。

「ゲーム」は現実へとにじみ出し、
肩書よりも「隣」であることが居場所になる、
そんな成熟したパートナーシップの温度を描きます。

視線やスクロールの速さで通じ合う日常、
同じ拍で呼吸を合わせて並走する制作の時間、
さりげない合図がページを色づけていく幸福を、
透明な言葉で編み上げられています。

静かな約束が指先に灯ったその瞬間から、
真のエンディングは新しいスタートラインへ、
キャンバスは「ふたりのメインシナリオ」に変わります。