たった一人で 違う色の服着て
広い世界を彷徨って
閉ざされている 真昼の夜空から
いま星が一つ消えた
透明なガラスに
気付かない鳥のように
何も知らないまま
明日あなたの側で
私のいない時が流れるのね
一人で春を待つ間に
泣きたいだけなのに
それだけなのに
瞳を閉じればまだ
わたしにはそう
色すら見えるのに
光を肩に纏った
あの面影が薄れてく
思い出の欠片と 同じ色の服着て
誰も知らない 真っ白な世界で
また星が一つ消える
溢れた涙が 流れ星になったら
輝き出す今
明日あなたの側で
私のいない時が流れるのね
目を拭う事も忘れて
いつか春が来た
それだけなのね
さよなら愛しい人
私にはもう見えなくなったけど
光は姿を変えて
愛の花を咲かせていた
- 作詞
Chouchou
- 作曲
arabesque Choche
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- ⚫︎
春ノアト
Chouchou
- 2
ペタルレイン
Chouchou
- 3
夢ノアト
Chouchou
- 4
ペタルレイン (Piano)
Chouchou
- 5
春ノアト (Instrumental)
Chouchou
- 6
ペタルレイン (Instrumental)
Chouchou
『明日、花嵐の向こう側で』というタイトルで描くのは、美しくも切ない春の訪れと別れ、そして新しい始まりを予感させる物語。全てが同じサビをモチーフにした曲でありながら、それぞれに異なるアレンジが施され、独自の世界観を醸し出す4曲が、時に卒業や新しい旅立ち、時に大切な人との永遠の別れや、愛といった普遍的なテーマと美しく染まる春の色彩を丁寧に紡ぐ。
EPの一曲目『春ノアト』は、心地良い春の風が吹き抜けるような軽快なポップチューンに、相反する切ない歌詞を乗せることで、青春の苛立ちやもがき、別れと新しい始まりを独特のjulietのボーカルで爽やかに響かせる。
二曲目の『ペタルレイン』は、Chouchouの楽曲『in a field of snowdrops』のピアノフレーズから派生して制作された作品で、本EPを制作するきっかけとなった。その心揺さぶる切なく美しい旋律で、春の訪れとともにやってくる大切な人への告別と愛を謳うChouchouらしいバラード曲。
三曲目の『夢ノアト』は、サビだけで構成され、その優しく包み込むようなアンビエントなサウンドとjulietの感傷的な歌声が胸を締め付け、未来への希望を描き出す。
四曲目『ペタルレイン (Piano) 』は、二曲目『ペタルレイン』をピアノソロバージョンにアレンジし、美しく咲き誇った桜の花びらが、春の雨のように静かに舞い落ちていく儚さを感じさせる一曲。
これら四曲に、インストゥルメンタル版2曲を加えた全6曲入りのEP作品となっている。
『明日、花嵐の向こう側で』というEPのタイトル通り、今作を象徴する桜の花びらが、まさに花嵐の如く美しく儚く、生命の輝きとともに舞い散る様は、作品全体を通して様々な形の終わりを見せ、そしてその花嵐の向こう側に、過ぎ去った日々や忘れることのない人々の存在があることをChouchouは歌っている。
アーティスト情報
Chouchou
Chouchou-シュシュ-は、ボーカルjuliet Heberleとコンポーザーarabesque Chocheの二人からなる日本の音楽ユニット。 作詞、作曲からアレンジ、レコーディングにミキシング、マスタリングまでのChouchouの音作りの全て、そしてアートワークやミュージックビデオ等のビジュアル面の制作に至るまで、作品制作のほぼ全てを一貫して自分たちで完結させることでChouchouの独自の世界観を維持し続けている。
Chouchouの他のリリース
Ulula Records