灯台へのジャケット写真

歌詞

ネオンテトラ追放

lantanaquamara

一番星は白熱灯

清掃するのに必要です

忘れたはずのスコップが

散歩の途中で

「みらい」と名付けた公園で

快晴

みずうみ サーチライト 存在

パラソルささえ ひとり

ラクガキの顔の両耳が燃えて

運命

まぶしすぎて 酩酊

横切るレール カラス

埋葬しなさい

微笑みはまるで

飛行機雲かアイスクリーム

早く逃げなさい

蜂蜜の渦はすぐそこに

アカシアの森の満開の下

珊瑚礁を捨てたあなた

ようやく背筋をのばし

深呼吸できる

矢をにぎりしめ 弓はない

剣がさびつき 鞘も影

ステンドグラスの火吹き竜

冒険はつづく

排水溝で行きどまり

銃声

三編み赤毛 ちぎれ 遊泳

十字架 パール 見えた

一万秒目の午前二時

旅立ちの風

存在 こだまにとけて 笑う幽霊

三角 青く 暗く

リボンをワインに浮かべ 喪失

さようなら 眠れない海

悪夢が 浴槽へと

沈むなら

(やっと やすらかに)

化石になれる

(花よ どうして今朝も)

さようなら かもめ

(咲けないままで)

いま 屈辱の虹

残酷だ

純潔だ

退屈だ

どうせあなたは泣くでしょう

昨日は虫歯で

今日は頭痛で

明日はわたしがいなくなるから

ため息まねて 無価値な犠牲

快晴

みずうみ サーチライト 存在

パラソルささえ ひとり

ラクガキの顔の両耳が燃えて

運命

まぶしすぎて 酩酊

横切るレール

いつか

循環の果ての正解を

さようなら 目覚めない声

悪夢が はるかな地を

照らすから

一億秒目の価値を

(見つけて)

さようなら あなた

(二人)

サーカスは帰る

まっ赤なひとみでかわしたことば

最後のチャイムが鳴る

重ね合う暗号

うつくしく

まわれカシオペア

まだ 空は泣きやまない

  • 作詞

    lantanaquamara

  • 作曲

    So

灯台へのジャケット写真

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東京発ロックバンド、lantanaquamara(ランタナカマラ)の1stフルアルバム。“ポスト邦ロック” “ポストジャパメタ”とでも形容できそうなそのサウンドは、どこかで聴いたことがあるけど、どこにもない。懐かしいようで、新しい。そんな音楽体験をさせてくれる。

00年代邦楽ギターロックを思わせるリードトラック「灯台へ」、オールドスクールなメタルへのリスペクトを覗かせる「地平線」「ウタカタ」「ネオンテトラ追放」、衝撃のメロスピチューン「ユニコーン倒壊」など、バラエティに富んだ楽曲が並ぶ。

アングラなサウンドを鳴らした初期の面影はもう見えない、と思わせる楽曲群は、8分超えの大作「サバンナ」の存在をより際立たせる。

「ポストメタル」の呪縛を解き放ち、より自由な世界へ進まんとするバンドの「決意」を体現した快作。

アーティスト情報

  • lantanaquamara

    2016年、1st EPリリースと同時に活動開始。結成当初はポストメタル/オルタナティブメタルを志向していたが、現在は90年代ヴィジュアル系、ジャパニーズメタル、00年代邦楽ギターロック等の影響を取り入れた、より日本的な音楽性に変化。 2018年1月に初の自主企画「plant Vol.1」を開催しソールドアウト。2019年1月、1st Single『ネオンテトラ追放』にて、キャリア初のMVをリリース。完全自主制作ながら、2020年12月時点で4万再生を記録。 アンダーグラウンド~国内メインストリームを横断した幅広いインプットを楽曲に集約し、独自のロック音楽を発表していくことをバンドの活動目的とする。2022年11月2日、1st Full Album『灯台へ』をリリース。

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