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この曲は、権力者たちの欺瞞と、理想論では届かない庶民の現実を鋭く批判し、**「民の尊厳」**こそが国よりも重いという、根本的な価値観の転換を求めるプロテスト・ブルースです。
二本のアコースティックギターの清らかなハーモニーで幕を開けながらも、歌詞が描くのは「耳触りのいいことばかり」を並べる政治家たちの冷たい現実。「右の理想郷」も「左の新時代」も、庶民には届かない「三文芝居」だと断じます。
サビの核心は、儒教の古典思想を引用した**「何よりも民は貴し/社稷(くに)よりも重く」という、主権在民の精神を力強く宣言するフレーズ。そして、その信念を持たない権力者たちへ「誰よりも君は軽し」**と突きつけます。
さらに、「みんなのため」という便利な言葉で正当化される犠牲に対し、**「苛政は虎よりも猛し」**という孟子の警句を若者たちへのメッセージとして再び引用。虎の威を借る狐たちを追い払い、「茶番劇を終わらせるのは俺たちだ」という強い意志を表明します。速く複雑なギターソロは、抑えきれない怒りと、真の変革への情熱を代弁しています。