

よたよたと
よもすがら
防波堤の端を歩く
海は何も言わないくせに
心の奥を覗いてくる
昼間に置いてきたはずの
言葉やため息が
潮の匂いで蘇る
静かな夜ほど
人はよく考えてしまう
バケツの中のアジが
小さく波を起こす
その震えが
海の奥と
繋がっているみたいで
不思議と
少しだけ
救われた気がした
ラインが
静かにほどける
まるで
誰かが
遠くで息をしているみたいに
夜の底で
何かが
確かに動いた
まだだ
まだだ
焦るな
この海は
急ぐ者を
あまり好きじゃない
ヤエンを
そっと
滑らせる
細い軌道を
なぞるように
見えない夜へ
金属の祈りが
落ちていく
届く
その瞬間
胸の鼓動と
潮の流れが
ぴたりと重なる
今だ
合わせた衝撃で
夜が弾けた
静寂の膜が破れて
銀色のしぶきが散る
暗い海の奥から
ゆっくりと浮かび上がる影
それは
まるで
夜そのものを
釣り上げたみたいだった
何を悩んでいたのか
少しだけ
どうでもよくなる
潮風に笑われながら
仕掛けを巻き取る
またきっと
同じ夜に
同じように
迷いながら
ここへ
来るんだろうな
- 作詞者
The Cephalopods Project
- 作曲者
The Cephalopods Project
- プロデューサー
The Cephalopods Project
- ギター
The Cephalopods Project
- ドラム
The Cephalopods Project
- ボーカル
The Cephalopods Project

The Cephalopods Project の“夜の軌跡を滑る”を
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夜の軌跡を滑る
The Cephalopods Project
アーティスト情報
The Cephalopods Project
The Cephalopods Project 海と日常のあいだをテーマにした音楽プロジェクト。 夜の堤防、朝焼けの磯、仕事帰りの街。 釣り人の時間と社会人の日常を行き来しながら、 リアルな感情をそのまま音楽に落とし込む。 楽曲は Alternative Pop Rock、City Pop、Ska Punk、Dark Popなど ジャンルを横断して制作。 テーマは主に三つ。 ・社会人の日常 ・海と釣りの時間 ・海の生き物の視点 日本の釣り文化、とくにヤエン釣りの世界観を音楽に取り込み、 ユーモアとリアリティが混ざった独特の作品を発表している。 音楽、映像、アートワークは AIツールを活用しながら制作。 現実に疲れた人と、海に通う人の両方に届く音楽を目指している。 Released under YAEN RECORDS.
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