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IDMを軸とするソリッドなビートに、浮遊感のあるシンセ・サウンドで風景を描き出すような楽曲から、サイケデリックなノイズサウンドまで、多面的な楽曲の制作が特徴的な音楽プロデューサーHenry D. Pool による、シングル・リリースの新曲『Halcyon』。

同時リリースのシングル楽曲『Amber』とともに、現代における New Age をテーマとして制作された本作は、イントロの鮮烈なリフレインによって研ぎ澄まされた感覚を、緩やかに鎮めていくように穏やかなサウンドへと移り変わり、クライマックスではカタルシスへと促す。

『Neo Nagomu Gal - EP』(2021) でアートワークを手掛けた、3DCG/グラフィック・アーティスト 兆 が本作でもMVとアートワークを制作しており、MVでは、あまりにも可愛いすぎる謎のクリーチャー “ハルシオンちゃん” が、ロジャー・ディーンの作品のような世界の中を駆け巡る。

本作『Halcyon』は、映画監督である金子遊氏が実験映像作家・奥山順市氏を撮ったドキュメンタリー映画『フィルム・フェティッシュ』の映画音楽として提供されたものでもあり、『Neo Nagomu Gal - EP』より『Eifeckx Tuyin』とともに、未公開楽曲を含めた4曲が Henry D. Pool によって制作・提供されている。
オランダのロッテルダム国際映画祭のシネマ・リゲインド部門での
ワールドプレミア上映に加えて、韓国の先鋭的な作品上映で知られる、全州(チョンジュ)国際映画祭でもアジア・プレミア上映される。

アーティスト情報

  • Henry D. Pool

    多面的なエレクトロ・サウンドを生み出し続ける音楽プロデューサー Henry D. Pool。2020年、IDM サウンドが特徴的な『肌の街』『沫緒、さようなら』の2つのシングルをリリースしエレクトロ・ミュージック・シーンに登場。その後、自身が影響を受けた様々な要素を繋ぎ合わせるように、ニュー・エイジやアンビエント、ノイズやハイパーポップなど多面的に楽曲を制作し発表。東京を拠点に、LIVE や DJ を行っている。 活動は自身の作品にとどまらず、実験的な造形やグラフィックをもとに見る人や着用者に深い思考を促すモノづりを追求するファッションブランド ryaw とのコラボレーションにより、22SS collection 無人POP UP STORE、ISO ROOM の空間音楽『Terminal Care (ryaw)』を手掛けた。また、ドキュメンタリー映画にもいくつか映画音楽を提供しており、そのうちのドキュメンタリー映画の一つで映画音楽として使用された、2021年リリース『Eifeckx Tuyin』と2023年リリース『Halcyon』は、オランダのロッテルダム国際映画祭のシネマ・リゲインド部門でのワールドプレミア上映に加え、韓国の先鋭的な作品上映で知られる、全州(チョンジュ)国際映画祭でもアジア・プレミア上映されるなど、楽曲提供も行う。

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