歌詞

始発の列車がすべって

夜空まで光がのびてく

窓際にひとりで揺れつつ

明け方の煌めきしみてく

行き先を書かずにおいたの

手紙には夕焼けのこって

あなたのなまえ読んでる

そっとまたくちびるゆれるよ

すれちがう日々だけ増えても

声の色消えても同じよ

ただあなた会いたい気持ちが

胸のそこに明かりともすの

ねぇ私なんだったのかしら

あなたへの未来もさわれず

滲む夜、記憶がゆれてる

手の平の思いがおちてく

もどらないあの日を抱いても

心だけあなたを好きなの

淡いあのアナウンス響き

静かな、時だけ流れて

残された言葉がほどけて

胸の中かすかに痛むよ

強がりの響きををまとって

あなたへの仕草をおってた

手を伸ばす前にね、消えてく

かなわない夢だと知ったの

弱ささえ見せればよかった

思いだけ隠していたから

あなたへの名前を呼べずに

それだけで遠くへなったね

ねぇ本当ふたりは何処へと

ちいさな光だけ残して

指先の温もり消えてく

あのときのやさしさ沈んで

追いかける代わりにだきしめ

ただそれを願っていた

朝の空ゲートの影ゆれ

恋だけが遠くへ消えてく

行き先は書かずにに進むよ

青空のはずれへ歩くわ

涙だけこころにおいてね

そっとまた、さよならつげるね