Lyric

貴方の愛が欲しい　誰より愛して欲しい

我儘な私をどうか許して

太陽が沈んでも　月にさえなれないけれど

想いは募る

一人の夫と沢山の妻　それが

遥か昔から　この王宮の掟(ルール)だった

金銀財宝　ほとんど手に入るのに

たった一つだけ　頂けない物があるのよ

隠し切れない　愛と嫉妬なんて

ホントは私が持ってはいけないもの

ダメだと言い聞かせるほど　引き返せなくなって

報われる事の無い　愚かさに沈みこむ

貴方の愛が欲しい　誰より愛して欲しい

我儘な私をどうか許して

太陽が沈んでも　月にさえなれないけれど

想いは募る

愛されていない　そんなわけじゃないのに

満たされない心　私だけ抱いて欲しいの

こんな想いは許されざる罪ね

他の妻達を憎んでしまうの

等しく愛されてるのに　まだ足りないの

王を独占なんて　なんて無礼な願い

私は貴方の物　だけど一輪の花

花束を彩る一部なのね

太陽に恵まれた　この国の中でも私

影を作るの

貴方の愛が欲しい　誰より愛して欲しい

我儘な私をどうか許して

太陽が沈んでも　月にさえなれないけれど

「それでも……貴方を愛してる」

報われない願いでも　隠すべき想いでも

この炎だけはきっと消せない

愛に生きる事こそ　許された最後の光

これでいいのよ