琥珀色のソーダのジャケット写真

歌詞

琥珀色のソーダ

Ryoga Tohyama

最終列車は人を吐き出して

あなたを連れ去って行くのだろう

まだ上がる体温は言葉を溶かして

きっと明日の私にこぼれて

染まっていく

改札へ抜ける道は

そっけない態度で

まだ遠いあなたに

追いつけるように

背伸びをして

もどかしくなってしまうけど

乾く風のように

今は消えてしまわないで

離れないで

言葉にならないくらいよ

焼けるような気持ちも

いつか忘れてしまうから

通り過ぎてく日々は呼吸も忘れて

何不自由もないように過ごしてた

そこに悲しみがひとつ

入り込むことはわかっているけど

それでもあなたといたいと思った

寂しさは夜風に乗って

まだ恋を連れてきて

眠たそうな声が聞きたくなるんだ

琥珀色のソーダがふたつ

味が違う

どんな言葉よりも

今ここにいるのがすべて

弱くてもいい

大人になりたいと思った

だからそっと触れて

いつか忘れてしまう前に

  • 作詞者

    Ryoga Tohyama

  • 作曲者

    Ryoga Tohyama, 倉澤 尚暉

  • レコーディングエンジニア

    Ryoga Tohyama

  • ミキシングエンジニア

    伊永拓郎

  • マスタリングエンジニア

    伊永拓郎

  • ギター

    Ryoga Tohyama

  • ベースギター

    Ryoga Tohyama

  • キーボード

    倉澤 尚暉

  • ボーカル

    Ryoga Tohyama

  • バックグラウンドボーカル

    Ryoga Tohyama

琥珀色のソーダのジャケット写真

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    琥珀色のソーダ

    Ryoga Tohyama

Ryoga Tohyamaの「琥珀色のソーダ」は、甘さと苦さのあわいに揺れる想いを描いた、静かな叙情性をたたえた一曲。
これまでの作品とは異なり、もし彼がバンドをやったらというコンセプトのもと、極めてシンプルな編成でアレンジされた。
派手な装飾を削ぎ落とした音像の中で、かすかな息づかいや間が感情を語る。
淡く滲む恋の残像を、ひとつの映画のように閉じ込めた作品。

アーティスト情報

  • Ryoga Tohyama

    繊細なメロディと緻密なサウンドデザインを武器に、独自の音楽世界を築くシンガーソングライター/プロデューサー。ギターやピアノを基盤にしながらも、オーガニックな温もりとエレクトロニックの洗練が共存するサウンドを追求し、ジャンルの境界を曖昧にするような楽曲を生み出している。 自身の楽曲制作においては、ヴィンテージ感のあるアナログの質感と、現代的なプロダクションの融合を意識し、時間を超えて響く音を探求。音楽だけでなく、文学や映画からの影響も強く、歌詞には比喩や情景描写が多く用いられ、聴く人の記憶や感情と交差するような物語性を持つ。 そのサウンドと歌詞のスタイルは、特定のジャンルに縛られることなく、時にシンプルで温かく、時に鋭利で大胆な表現を行う。幅広い音楽的背景を持ちながらも、あくまで自身の美意識に忠実に音を紡ぎ、洗練されたプロダクションの中に人間らしい揺らぎを残すことを大切にしている。 すべての楽曲は自身で作詞・作曲・アレンジ・プロデュースを手がけ、楽器の演奏からサウンドデザインに至るまで細部にこだわる。その制作スタイルは、個人の感性を最大限に生かしながらも、聴く人それぞれの解釈が生まれる余白を残すことを重視している。 日常の断片や、言葉にならない感情を音楽に変換し、リスナーの内側に静かに響くような作品を生み出し続けている。

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