Lyric

柵をひらりと越えてった

羽根のついたシューズを持った

そんな姿に憧れた

なんでも僕より知っていて

境界なんて無関係で

そんな姿にひだまりを見た

手をかざしたその鍋は

紫のスープを煮込んでいて

中から流星が打ち上がる

優しい魔法使いなんだ

トゲをふわりと抜いてった

羽根のように軽さを持った

そんな心に憧れた

なんでも僕より見抜いてて

結界さえも無関係で

自由な姿きらり光る

手をかざしたその鍋は

紫のスープが輝いていて

中から人魚が微笑んだ

優しい魔法使いなんだ

話しかけたあの日も

雨の中でも木の下でずっと

読んでいたんだ

愛の詩を

手をかざしたその鍋は

紫のスープを煮込んでいて

中から流星が打ち上がる

優しい魔法使いなんだ