Lyric

あの日あの時の僕らなら

空も飛べるに決まっていた

心が景色を置いてって

今が後ろに飛んでった

あの日あの時の僕らなら

傷だってきちんと光っていた

折れそうな部品が詰まっていて

でもなんでか前に進んでいた

長い道で油断したら

そのまま賢くなっていた

今は誰かの掛け声を

知らない振りで待っているんだ

出来る事と出来ない事が

クリアに分かって吐きそうだ

空も飛べるに決まっていた

ああ もう

色んなことが分かっていて

でも まだ

理由は一つも無くたって飛べるんだ

ニュートンを振り切って青い空へ

正しさで膿んだ脳細胞が

置き去りのスピードで

後悔を蹴って

ためらいを蹴って

妄想と希望との境界に立って

びゅんって飛べ

あの日あの時の僕らなら

伝えなくたって分かっていた

寄りかかる事は無いけど

横に居る事は知っていた

あの日あの時の僕らなら

振り返る事もしなかった

目の前がまさに目の前で

濃い線で描かれていたんだ

ああ まだ

膝に力がこもる

なら まだ

何かがふっと間違って飛べるんだ

ニュートンを振り切って青い空へ

気のせいだった初期微動を

本物に変えてゆけ

現実を蹴って

この星を蹴って

確信と無謀との境界に立って

びゅんって飛べ

曇り空へ！

風が消えてくその後も

羽ばたきを止めずに

一瞬を蹴って

永遠を蹴って

今では乗れないあの風だって

切って飛べ