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72BPMのゆったりとしたテンポで奏でられる、ほろ苦くも温かいインディー・ポップです。
コーラスエフェクトのかかったクリーンなエレキギターと、静かに刻まれるブラシドラムが、かすれを帯びた温かい男性ボーカルをそっと包み込みます。ドラマチックなサビの盛り上がりや過剰なリバーブをあえて避け、誰かに語りかけるようなメロディと親密なミックスを用いることで、感情を抑えつつも芯のあるサウンドを生み出しています。
テーマは「大人として生きる日々の静かな葛藤と、見えざる努力」です。完成した報告書や、誰にも褒められることのない日々の業務。マネジメントの重圧や新しいチームへの移行など、責任ある立場として慌ただしくタスクをこなす中でふと立ち止まった時に感じる、「よくやった」と言われないことへの寂しさをリアルに切り取っています。一人でカウンターで食べる手作りの食事や、同僚の昇進への複雑な思いなど、働く大人の繊細な日常を肯定し、「大変な中でも頑張っているのを見ているよ」とそっと寄り添ってくれるような、私小説的で胸を打つ一曲です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。