

スーツの袖に 隠したクレヨン
通勤電車で そっと握るよ
「ちゃんと大人」って 言われたくて
子どもを隠す癖が染み付いた
今日の会議も 演技のまま
“わかりました”って 返事してるけど
ほんとはまだ 保留中なの
心の中で Child.exeが点滅
塗りかけの夢 上書きできず
削除しようとしても Permission denied
“懐かしい”が起動するたび
息が詰まりそうになるのは なんで?
Child.exe 消せないまま
Run… Run… Run again
大人の皮の下で カタカタ動く
Child.exe 勝手に起動
Stop… Wait… また立ち上がる
ちゃんとになりきれない プログラム
タスク管理が 空回りして
残業の隙間に 落書きする
うっすら残る ぬいぐるみの記憶
“やめとけ”って声とケンカしてる
「大人っぽいね」って褒められても
なにかを脱ぎ捨てた気がして
アップデートのたび 失ってる
あの頃の感情バグ
強制終了 押せなかった
Ctrl + Zで 戻れるなら
どこまで戻る? 保育園? 初恋?
それとも 「変わりたくなかった自分」?
Child.exe 削除できず
Run… Run… Run again
大人のフリ 更新できずに
Child.exe まだ動いてる
Stop… Wait… Loop again
このまま 未完のまま 起動中…
Child.exe──
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- 作詞者
T-yuk!
- 作曲者
T-yuk!
- プロデューサー
T-yuk!
- ボーカル
SHIGURE

SHIGURE の“child.exe”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Faking Process
SHIGURE
- 2
Speedrun My Life
SHIGURE
- ⚫︎
child.exe
SHIGURE
- 4
Dance Like We're Fine
SHIGURE
- 5
Adulting Glitch
SHIGURE
SHIGURE 3rd EP『Adulting Glitch(アダルティング・グリッチ)』
『Re:draw』で“歌”という表現に目覚めたSHIGUREが、いったん“ゼロ”に戻るための『#00000000(ゼロブラック)』を経て、いよいよ「大人としての社会」と対峙する第3作目のEP。
社会人ごっこ、感情の削除、速さ至上主義、笑顔の仮面、理不尽な“成長”。
それらすべてに違和感を抱きながら、それでも前に進むわたしたちの“今”を描く5曲。
「大人になるって、バグだらけ。」
このアルバムは、“適応するしかなかった子どもだったわたしの亡霊”が、大人社会を音でハックする物語である。
アーティスト情報
SHIGURE
静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。
SHIGUREの他のリリース
Caleido Records



