

200年生きた人は
この世界のどこにもいないのだから
君も僕もタイムリミットが
せまってるかもしれないんだよね
それまでどうしよう
僕はわからないから
とりあえずお布団にもぐって眠るよ
グースカピー
死んだら安らかに
眠れるなんて
それはね
本当は嘘なんだよ
気持ちよく眠れるのは
生きてる間だけなんだ
だから僕は明日おはようを言うために
おやすみを言うよ
エベレーター
ネヨマーズ
ヘコリプター
ソフトムリーク
地震
雷
火事
病気
もしかしたらタイムリミットは
明日かもしれないんだよね
だから今はみんなに気づかれないように
そっと手を繋いでようよ
いつか忘れてしまうことはわかっていても
それは今は忘れておいてさ
あぁいなくなっちゃった人たちは
今頃ここから見えない
どっかの星の裏側で
もう何かに夢中になって
駆け始めているんだろう
時のない世界は
とてもおかしな夜で
おいしいごはんもたっぷりあるんだろう
エベレーター
ネヨマーズ
ヘコリプター
ソフトムリーク
エベレーター
ネヨマーズ
ヘコリプター
ソフトムリーク
200年生きた人は
世界中のどこにもいないのだから
過去も未来も幻で
時なんてものは今ここにしかないのだから
- 作詞者
石川浩司
- 作曲者
石川浩司
- プロデューサー
ミャビー
- グラフィックデザイン
金子志津枝
- ボーカル
石川浩司
- アダプター
バタタケンチ

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ソフトムリーク
石川浩司
2023年の秋、内臓疾患で人生で初めて救急車で運ばれました。手術も無く二週間で退院できたのですが、退院時「実は運ばれてきた時は命の危険もあったんですよ」と知らされました。そして翌2024年の元日、能登大地震が起きて「あけましておめでとう。今年も良い年になりますように」とにこやかにお節を囲んでいた人たちが、一瞬にして命を奪われる様子をテレビの画面越しに見ました。それら自分の病気や自然災害は、還暦過ぎの自分には「人生にはタイムリミットがある」ということをより強く感じさせ、この曲が生まれました。それは子どもたちがソフトクリームのことを間違えて「ソフトムリーク!」と言ってはしゃいでいる次の瞬間かもしれません。それは避けられないことでもありますから、今日という日を「もしかしたら人生最後の日になる可能性もあるかもしれない」と頭の片隅で思いながら(でも決して気張るということではなく)、フフッと小さくても笑える瞬間のある一日がみんな終えられればいいなと、ささやかながら願ってます。