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歌詞

皮肉屋ケイスケ 齢は三十

岩下啓亮 Sardine

皮肉屋ケイスケ 齢は三十

揚げ足取りなら天下一品

憎まれ口をたたくのが得意

悪意まじりで心を切り裂く

そして今夜もあなたを泣かす

心にもないことばでもって

皮肉屋ケイスケ 屈折十年

ひねくれハートは直しもせずに

ねじくれ曲がってつまりに詰まる

誰か素直に直せるだろうか

あなたは唯一可能性ある

ぼくを救えるのはあなただけ

なのにあなたを傷つける

痛いことばで悩ませる

ことばの毒で泣かせてる

そのたびぼくも泣いている

もうやめなくちゃ、と思いながらも

今日もまた言っちまう

皮肉屋ケイスケ ともだち少ない

偏屈おやじの予備軍だよね

それを治せるのはあなただけ

救える可能性はあなただけ

おー

ぼくにはあなたが必要だ

ぼくにはあなたが必要だ

ぼくにはあなたが必要だ

ぼくにはあなたが必要だ

  • 作詞者

    岩下啓亮 Sardine

  • 作曲者

    岩下啓亮 Sardine

  • レコーディングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ボーカル

    岩下啓亮 Sardine

  • バックグラウンドボーカル

    岩下啓亮 Sardine

  • ピアノ

    岩下啓亮 Sardine

  • パーカッション

    岩下啓亮 Sardine

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私は1989年から1996年まで静岡県浜松市に住んでいた。教育楽器のメーカーに勤めた7年間で、私はプロのインストラクターとして日本全国で指導し、編曲し、楽譜を書いた。さまざまな技術を習得したが、自分の音楽にはあまり反映させなかった。手慣れた感じになることを意識的に避けていた。この時期に書かれた歌はどれもどこかしら澄ました顔をしている。アルバムを『ウインザーノット』という気取ったタイトルにしたのも、仕事でいつもネクタイをしていたサラリーマン時代を回想してのことだ。
アルバムは三部構成になっている。トラック1から6までが仕事に忙殺され孤独にさいなまれた時期、トラック7から11までが失恋に打ちひしがれている時期、トラック12から18までが新しい出会いと結婚にいたるまでの時期だ。つまり30歳前後の私が描かれた、バラエティーに富んだアルバムになったと思う。ぜひ聞いてみてほしい。

アーティスト情報

  • 岩下啓亮 Sardine

    鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約200曲あります。これらを8枚のアルバムにまとめて2024年に順次アルバムをリリースしました。2025年はアンソロジーの代わりに、年代順に編集したアルバムを発表します。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。

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