Lyric

息を潜める街灯 待ちわびて

日が昇ったら 夜が顔を出す

声が掠れる蚕の 糸をたち

奇をてらったら 夜が背を向ける

赤く染まった 月をたより

見えなくなった帰り道探す

終電まで遊ぶ 勇気もない

たどり着く終点地

夕凪 空また揺れ動く雲 やわい光が縷縷早々

乾く頬をまた濡らす　憂る

空白心まだ熟れぬ得ぬ希望　灯す未来に小夜延々

うずく傷をまたえぐる　憂る

連なる鳥は遠くへ 波は近くへ

日が落ちたら 朝が目を覚ます

種はやがて色めいて 咲き誇り

花が散ったら みんな踏み倒す

評判いいから　これは好き

人気がないから　これは嫌い

ほんとのきもちなんて言う気もない

へばりつく遊園地

未だ

息を潜める街灯 待ちわびて

今日だけはどうか 照らしてて

さざ波揺るぐ水面に反射する

一縷

潤う

憂る

夕凪 空また揺れ動く雲 やわい光が縷縷早々

なびく髪をまた揺らす　憂る

空白心まだ熟れぬ得ぬ希望　灯す期待に時夜喧々

捨てる地図をまたなぞる　憂る

橙色に染まって

大体見えなくなって

青と黒の隙間に君を探す

バイバイ 夜に止まって

不甲斐ない私縋って

赤と白の間で嘘をつく

憂る