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梅田サイファー所属のMC、KennyDoesとteppeiの共作によるEP。
制作のきっかけはお互いの前作のリリースが同時期だったこと。
リリースツアーへ一緒に出かけ、「ライブでのサプライズとして2人で1曲作る」程度のはずが、
作った曲でのケミストリーの良さに気を良くしてしまいEPサイズでの発表となった。
KennyDoesプロデュースのM1「GO」は2人が取り掛かった1曲目で、それぞれの良さが
十二分に発揮されるトラックパターンや、サビを入れ替えながら勢いを持って進む快作。
同じくKennyDoesのトラックによるM2「HAZIKENA」は、
それぞれの元気の良さがいかん無く発揮されたアッパーかつ豪快な雰囲気。
teppeiのドープなビートが体にクるM3「Warotoke」では、様々な人生を通過する事象を笑い飛ばしてやるという気合い、そして笑う/笑われることに絡めたワードプレイが散りばめられている。
ラストナンバーM4「Junichi」もteppeiのプロデュース。ここまでとはうってかわってメローな
一曲。ツアーや制作を通じて見つけた心情の変化や、会場にライブを見に来てくれた
サポーター達への感謝も込められている。終わりと、新たな始まりに挑む気持ちが込められた一曲。
そしてM5には、KennyDoesとのダブルネームアルバム「NEVER CHANGE」や
梅田サイファー周辺はもちろん、近年ではSkaaiや神門へのトラック提供やミキシングなどで
精力的に活動する(本作のレコーディング・ミキシング・マスタリングも担当)、
プロデューサーのCosaquがリミキサーとして参加。
「Junichi」の魅力をまた新たな側面から掘り起こす、音数はシンプルにとどめられているが、
それでいてフューチャリスティックな今の時代を反映したような最高のカーテンコールに仕上がっている。
それぞれのソロ活動にも通じる要素を持ちつつも、
スピード感を前面に出したKennyDoesのラップと、どっしりとパワーで聴かせるteppeiが上手く調和し、
二人が並ぶことでしか生まれないシナジーが上手く作用した一枚となった。
KennyDoes、大阪市北区"梅田サイファー"。92年9月生まれ。 高校2年時、KOPERUのバックDJとして音楽活動開始。 その後、コッペパン(KOPERU,R-指定)/TinyTitanBoxに参加。「TinyTitanBox vol.0」でラップのキャリアをスタートをさせ、 その期間に梅田サイファーにも通い始める。 コッペパン解散(忌々しいクソドッキリ)を機に、 同じく梅田サイファーのKZとのタッグ「KZ and doiken」名義での「Plain」、ビートメイカーのホシノコプロとのダブルネームEP「New Basic」、梅田サイファーでの「See ya at the footbridge」「UCDFBR smplr vol.2」に参加。 その後dio jのフルプロデュースでソロ作品「Realize pt.1」を発表。 記憶に新しいであろう梅田サイファーのアルバム、 「Never Get Old」「トラボルタカスタム」に参加。 多くの共作を得て得られた経験を元に、 2020年2月にソロアルバムの「セレブレイション」を発表。 スキルだけでなく、感情に訴えかける歌詞が加わり、 そして更には約半数のビートを自身で手がけた。 2021年6月、梅田サイファー初のメジャー流通作品である 「ビッグジャンボジェット」の興奮冷めやらぬうちに、 同じく梅田サイファーのプロデューサー/エンジニアの Cosaquと「NEVER CHANGE」を発表した。 2024年4月、全曲セルフプロデュースのセルフタイトルアルバム"KennyDoes"をリリース。
Never Learn & FORMALONE