Sweet Orbitのジャケット写真

歌詞

冬の香り

HifumiYo

冬の空気が そっと胸の奥をかすめていく

あの日の香りが まだ息をしている

暗くなる前の帰り道を

肩を並べて歩いた僕ら

白い息の向こう 照れた横顔

触れられない距離が やけに愛しかった

手袋をわざと片方だけ忘れて

君のぬくもり 待っていたんだ

冬の香りが 君を連れてくる

笑い合えた季節の音とともに

戻れないこと 分かってるのに

胸の奥で まだ灯りが消えないまま

いつもより早く校舎が眠る

下駄箱の前で見た 背中

言葉より先に 心が走って

繋いだ時間だけを 信じていたのに

離れた距離さえ 受け入れたはずなのに

君のぬくもりだけ 今も残ったまま

冬の香りが 僕を連れ戻す

リップの色も ハンドクリームの香りも

触れられないのに 色褪せないまま

胸を刺してそっと 優しく滲んでいく

“もし戻れるなら いつに帰りたい?”

迷わず今も あの季節を選ぶよ

Baby, memories never fade

あの風が吹けば 君に触れられる

冬の香りが 君を乗せてくる

さよならよりも 大切なものをくれたね

泣きたい夜も 笑えた日々さえも

全部抱えたまま 歩き出せるように

春が来ても 夏が過ぎても

秋を越えて また冬が訪れても

あの日の香りを 僕は忘れない

永遠じゃなくても 永遠だと思えたから

  • 作詞者

    HifumiYo

  • 作曲者

    HifumiYo

  • プロデューサー

    HifumiYo

  • ミキシングエンジニア

    HifumiYo

  • マスタリングエンジニア

    HifumiYo

  • プログラミング

    HifumiYo

Sweet Orbitのジャケット写真

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HifumiYo(⼀⼆三 遥)が描く13の季節、13の軌道。
アルバム 「Sweet Orbit」 は、
愛、孤独、再会、癒し、記憶、未来への光──
それぞれの物語が、惑星のようにゆっくりと回りながらひとつの軌道をつくるコンセプトアルバム。

都会のネオン、冬の匂い、海辺の風、秋の星空、
そしてペリドット色の光。
HifumiYo特有の 深いソウル感・上質なグルーヴ・洗練されたR&Bとアコースティックの融合 が、1曲ごとに異なる情景を鮮明に描き出す。

ファンキーな日常の笑いから、
胸を刺す切なさ、
大人のロマンス、
冬の記憶、
宝石の輝きのような力強い希望まで──
HifumiYoの声と世界観が、ひとつひとつの物語を丁寧につなぎ、
“甘くて、優しくて、ときに胸が痛い軌道=Sweet Orbit” を作り上げる。

どの曲も、人生のどこかで誰もが通ってきた感情を、
“香り・色・風景・手触り” と共にそっと包み込む。

心が寄り添いたい夜に。
未来を信じたい朝に。
懐かしさとあたたかさに満ちた、HifumiYoの2025年の終わりを飾る最高到達点。

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