歌詞
サウンドノベル
鈴木何某, Flehmann
'95年の6月 外は雨
蒸し暑い日彼らは
コテージへと車を走らせる
カーステレオから流れてくる
洋楽プレイリスト
コステロの囁き声も
騒ぐ彼らには届かないまま
車を止めて荷物を降ろして
ドアをゆっくり開ける
部屋を眺めて記憶を辿って
ひと息ついたらはじめよう
そっと持ち上げる缶ビール
とりとめない話で
過去も未来も全部
忘れてしまいたい
びしょ濡れのウッドデッキ
ふわりと夜風が吹いて
止まった時計の針が今動き出す
ずっと待ってたの
告げられた言葉に
照れくさくって返事も
出来ぬままに下を向いた
お願い笑って
知らないフリして
二人だけの秘密よ?
顔を上げたらもう
彼女はいなくって
夜が無情に更ける
それはまるでメリーゴーランド
頭の中ぐるぐるとまわる
笑顔のせいで眠れない
言えなかった後悔と
純愛のシンドローム
このままじゃダメなんだ
ダメなんだ終わらせなきゃ
雨の音だけが響く
真夜中の午前2時
起き上がって
彼女へと繋がる縄を辿り
会いに行くから
返事をしに行くから
待っていて
'94年のあの日も外は雨
- 作詞
鈴木何某
- 作曲
Flehmann
鈴木何某, Flehmann の“サウンドノベル”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
サウンドノベル
鈴木何某, Flehmann
- ⚫︎
サウンドノベル
鈴木何某, Flehmann
「サウンドノベル」はシンガーソングライターの鈴木何某とコンポーザーのFlehmann(フレーマン)によるコラボ作品、第2弾。
ある雨の日の様子を小説風に描いたノスタルジックなエレクトロニックバラード。奇怪で心地の良いリズムに乗って、歌詞は聞き手のとり方によって異なるシチュエーションに変化する。
キャッチコピーは「A.恋愛小説 B.推理小説 C.官能小説 真実は、あなたの中に。」