Lyric

朝を待つ鳥達の様に

膝を抱えて闇に隠れた

部屋を覗く満月が問う

「どうしたんだい？」

あと少し、もう少しだけ。

君のことを想っていていいかな？

今はまだ前に進めない

君の嫌いな「弱い人」抜け出せない

「たとえ遠くで眠る君が

僕じゃない別の誰かのことを

想って夢見ていてもいい。

ただ、君が幸せでいるならいい。」

うそ、うそ。

本当はさ、君の匂いも眠った顔も

思い出せない。

きっともうじき声や笑顔も

忘れてしまうんだろう 悲しいけど

じゃあなんで？心が現在も君を

追いかけて求めて苦しむのさ

本当は気付いてるよ

これはもう

「愛」じゃなくて「執着」だと

強がってばかりで本心を隠して

逃げていた僕はいなくなって

離れていく前に全部伝えたんだ

でもやっぱり辛いや。

結局後悔してる。

「言えばよかったな。」

「言わなきゃよかったな。」

「背伸びなんて

しなきゃよかったな。」

たとえどんなにもがいても

結末は同じだから

ねぇ、どっか遠くで泣いてる君に

この声が、言葉が届くなら

喉が裂けても構わない。

そんな風に思っている

「真夜中の僕」

きっと、ずっと、

ずっと、いつも、

うそ、うそ。