Lyric

駅前　スーパーにパチンコ

介護施設　田畑か住居

錆びたシャッター寂しさが浸透

長閑だが何処か空虚

比良の頂き雲隠れ

鈍色に覆われた町(自分に似ている)

図書館　CD借りてSampling

痩けた猫みたくHungry

廃車山積み資材置き場

都市が潤う時代のReal

橋渡る県道沿いに

立ち並ぶ大手の資本

京阪神で円を稼ぎ

束の間の休日に安眠を得る

この町歌った初めてのラッパー

郷土史に刻むArtist Name

淡海の波のよう琵琶湖大橋

地元なのにいない友達

孤独に舌転がし

声を吹き降ろす比良の空に

この町でまた歌っているわ

煙草屋の角でまだ待っているわ

点滅する自販機はチェリオ

新快速は通過する駅を

南浜から山並みは雪嶺

痛みが溜まった身体には憂い満ちる

夢も散る干からびた血を潤す

言葉を流していく溝川

洒落た店なくとも詩は書ける

師走を駆ける湖西線の高架下

UtataneのName Tag投下した

自己の生き方を問う歌詞が

凍てついた心を動かした

愛ではないそうだとしても

僕の歴史に土地の名がある

In My Hood 行末を心配するより

現在地を抱きしめた

日本語ラップの地図に刻む

077 大津和邇エリア

淡海の波のよう琵琶湖大橋

地元なのにいない友達

孤独に舌転がし

声を吹き降ろす比良の空に

この町でまた歌っているわ

煙草屋の角でまだ待っているわ

点滅する自販機はチェリオ

新快速は通過する駅を