Lyric

いつか不思議な夢を見たんだ

底の無い闇に飲まれていた

呼ぶ声が遠く響いている

わたしの眠りは真綿のように

息を奪ってゆく

抜けられない苦しみに

波風を立てないまま

わたしは世界の果てに

昨日、あなたの夢を見ました。

海岸通りを走りながら、

淡い日差しに波は揺らいで

淋しさを湛えた横顔を

黙って見つめている。

埋まらない暗闇を

吸い取って写した未来

戻れなくなってしまった

あなたを 待っているよ

正しさだって

見えなくなって

一体 何をしているんだろう？

花が散って

時代が去って

それでも 息をしているんだろう

歩いていけそうかい？

祈るようにそっと交わした言葉は

夜を越えて