Lyric

当たり前な生き方ができない

当たり前な生き方じゃ死ねない

何かになってくれなきゃ

どこかに着いてくれなきゃ

確かなものがなくては

眠れない　笑えない

この橋は渡れども渡れども

積み木のよう惑うばかりで辛い

あなたが待ってくれたら

必ずそばに行くから

答えをちゃんと聞かせて

是か否かちゃんと言って

選ばれない花なら

無いのと同じだと

泣いても笑っても

知らん顔をされる

物差しが僕を撫ぜる

徒競走の要領で

残念そうに俯く

失敗だ　さよなら

通り一遍の恨みを吐いて

真夏日に番の鳩は鈍色

道端の草木ですら

世の理の内側

真っ白なドレスの裾

転ばぬ先の箱庭

出来損ないは二度と

帰ってこなくていい

泣いても喚いても

ここに居場所はない

選ばれない花なら

無いのと同じだと

泣いても笑っても

知らん顔をされる

母さんが僕を産んで

産まなきゃよかったと言った

どの子が産まれてもきっと

それが僕だと思った

僕以外の何者も

あなたを傷つけないように

化け物みたいな愛情で

包み込んであげるから