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「画面を眺め、息をしているだけでお金が増えるスワップポイントの沼に溺れ、破滅的な全力ロング(レバレッジ取引)を敢行した結果、一瞬の急落で全てを失い、泣きながらダンスフロアで狂い踊る――現代の電脳資本主義の欲望と絶望」を、強欲なディスコ・パンク(Hyper-capitalist punk-disco)の狂気と、脳細胞を焼き尽くすハッピー・ハードコア(Happy hardcore)の超高エネルギーでマッシブに衝突させた、BPM250オーバーの阿鼻叫喚子育てならぬ「投資市場退場アンセム」です。楽曲を無慈悲に牽引するのは、完璧なデジタルクォンタイズを拒絶して心臓をダイレクトに蹂躙する「カオスなリズム・エンジン(chaotic rhythm engine)」と、奈落の底へ引きずり込むような不穏なピッチベンドを施された重低音。寝ていてもチャリンチャリンと入る金利(スワップ)に悦び、己を天才投資家と信じて疑わない強欲なASMRウィスパーから、一瞬で地獄の咆哮へと跳躍する温度差が、脳内に強烈なパニックと快楽をもたらします。
最大の特徴は、洗練されたお行儀の良いポップス(sterile pop)や、アルゴリズムに媚びた予定調和の展開を100%パージした、あまりにもエモーショナルで社会伝染性の高い(socially contagious)音響設計。ヴァースの傲慢な現実逃避から、含み損の恐怖を覆い隠すように左右140%のパノラマへと一気に全開放されるスタジアム級の妄想サビ(euphoric stadium anthem)への跳躍は圧巻の一言。しかし、神とチャートに祈りを捧げる狂乱の最高潮の瞬間に、何の前触れもなくすべての爆音が一コマで消滅する「無警告の引き算(The OH SHIT Moment)」を敢行。静寂のなか鳴り響くスマホの通知音(Ping!)の直後、感情を完全に失った死んだ声での「……ろすかっと、されました。」という独白を経て、BPM250以上の絶望ハードコア(Absolute despair hardcore)へとノーモーションで自爆(ドロップ)するカタルシスは鳥肌ものです。最後はスタジオの自動フェードアウトに一切逃げることなく、哀愁を帯びた悲劇的なバイオリン(tragic violin ending)が現実の労働(退場。……はたらこう。)を引きずり出し、言葉の途中でリミッターがゲートを閉じるように遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂(absolute digital vacuum stop)へと着地する、現代を生きるすべてのお金に狂った人々に捧げる壮絶な大傑作トラックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。