晴れを願うのジャケット写真

歌詞

晴れを願う

Tempest

あと何回手をつなげるだろう

あと何回一緒に風呂

入れるだろう、この機逃すと

明日にできなくなってるかも

小さな手だけどデカイ態度

親の顔を見てみたいよ

成長ずっと見守りたいから

何があっても生きていたいよ

顔よりディスプレイ見る生活

手よりマイクをにぎるday time

土日に地元を離れて県外

なにわのTANKエンジン全開

蜜月の時は家族の特権

さぐりさぐり育児は冒険

どこの家庭でも目にする光景

キミを思ってるallnight allday

ブランコですら楽しかったのに

いつから満たされなくなった?

コンクリートジャングルに迷い込んだ

この世は夢と現実の狭間

心満たされる家族とStroll

歩んだ轍ここに綴ろう

パパは発展途上 だから

せめて明日の晴れを願おう

休日家族団らんの食卓

目の前の姿焼き付く網膜

他愛もない、よくある話

こんな時間を大切にしたい

平日深夜、孤独な食卓

嫁の手料理ちょっと贅沢

飯粒ひとつ残すことなく

血肉となり骨となる

ディスプレイで顔見る生活

遠回りばっかの人生計画

地元を離れてCash稼ぎ倒す

苦労ないよう汗水垂らす

俺にもできた 俺でもできた

育ててない 育まれてた

ヒーローにはなれなかったけど

世界が敵でも俺が味方

ブランコですら楽しかったのに

いつから満たされなくなった?

コンクリートジャングルに迷い込んだ

この世は夢と現実の狭間

心満たされる家族とStroll

歩んだ轍ここに綴ろう

パパは発展途上 だから

せめて明日の晴れを願おう

  • 作詞者

    Tempest

  • 作曲者

    G-KANKAKU

  • レコーディングエンジニア

    Qre

  • ミキシングエンジニア

    Qre

  • マスタリングエンジニア

    Qre

  • ラップ

    Tempest

  • その他の楽器

    G-KANKAKU

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日常の中にある、何気ないけれどかけがえのない家族や友人との時間。
当アルバムの楽曲は、そんな時間のひとつひとつを丁寧にすくい上げ、音楽に昇華。
ふとした一言ににじむのは、今しかない瞬間を抱きしめるような優しさと、時間の残酷さに対する切なさ。
仕事や夢に追われる日々の中、子どもと過ごす時間、食卓を囲む瞬間──
そのすべてが、当たり前ではないと気づかされた。

複雑な社会や現実の中で迷いながらも、守りたい存在がある。
ラップというスタイルを通して描かれるのは、派手な成功や自己顕示ではなく、日常にこそある“ドラマ”。
ときに悩み、笑い、ときに涙しながら向き合うその姿に、多くの人が自分を重ねるだろう。

発展途上のパパでありラッパーであり、一社会人であるTempest が等身大の言葉で綴ったこの一曲。
聴いた人それぞれの「何か」の記憶を呼び起こし、「何か」が胸に刺さる至極の一枚。

アーティスト情報

  • Tempest

    1987年生まれ、大阪府出身。 中学時代に友人宅でHIP HOP を教えてもらったことをきっかけに、同文化に興味を持つ。 以降、さまざまな音楽に触れ続け、キャリアとしては18歳から始めたダンスからスタート。 HIP HOP と邂逅してから20年程度経過した頃、「誰かの記憶に残るような人間になりたい」と思い、音楽活動を開始。 替えがきく歯車ではなく、世界で唯一の存在となるべく、成功よりも失敗が積み重なりつつも、現在の活動に至る。 大黒柱・父・社会人・音楽・イベント主催—— 何足もの草鞋を履き、苦悩・葛藤する日々が始まったが、これまでの人生で最も濃密かつ、充実した日々を送ることができている。 何気ない日常生活をリリックに昇華することで、いかにすばらしい人生を送っているのかを歌う。 出てくる単語のほとんどが生活上にあるもので、これらで形成されたリリックとライムは、あなたの耳元に優しく寄り添うだろう。 「泥臭くても、継続することだけが取り柄の男」——それがTempest。

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