晴れを願うのジャケット写真

歌詞

酩酊街

Tempest

今日も朝から晩まで働いた

連続する日々闘いですわ

生き抜きたいから息抜きたいんだ

あそこの敷居またまたいだ

おひとりさんでも問題ない

待ち合わせなんて必要ない

大ビン手酌 吸い込む煙

ほら来た いつもの面々ズラリ

隣のおっさんちと飲みすぎ

Everyday 会計エグイって

にごり酒飲むひとりのギャル

ヒョロガリどもより勢いがある

暖簾くぐったらいつものワンダーランド

一見さんでも一向に構わん

気付けばあなたも俺らの仲間

なにかの縁やろ 出会いは宝

飲めや、話せや、食えや、飲めや

俺らが支える地元の経済

世界の中心 今は俺ら

回ってない 回してる

足不自由でも 背骨曲がっても

白髪になっても 視力落ちても

翌日健康診断でも

やっぱりここに集まりたい

張り続けているメンツとテント

角のあの店 商売繁盛

雨天決行はExcellent

Hood に根を張る親父のゲンコツ

かすれた声 焦げたフライパン

黄色い壁 破れたポスター

眉間のシワ 色落ちエプロン

軽い言葉でもズシリと来る

笑顔の裏では涙流してた

苦い経験腐るほどしたけど

毎度おおきに、お陰さんです

ヤニで煙たいドラマですわ

みんなのおかげでここまで来た

みんながいるからこれからもやる

帰りがけ待ってまっせ

感謝はサービスで返しまっせ

飲めや、話せや、食えや、飲めや

俺らが支える地元の経済

世界の中心 今は俺ら

回ってない 回してる

足不自由でも 背骨曲がっても

白髪になっても 視力落ちても

翌日健康診断でも

やっぱりここに集まりたい

グルメもうなる自慢の逸品

うまき、鶏肝、札幌ビンビール

醤油と汗染み込んだBeefy

これまた味 汚れたDickies

お値段以上に満足させる

ホールとキッチン 見事な連携

アルコールよりもフロアを回す

あそこのグラス 氷は3つ

ご覧の通り、人対人

神様おらへん、何か用っすか?

すんません、会計終わったらほかの

お客さんに席ゆずったってもろてええすか?

尊重し合って迷惑かけない

相談乗るけど調子に乗らない

お酒は飲むけど飲まれない

ゲロ見てシラフになって帰り

飲めや、話せや、食えや、飲めや

俺らが支える地元の経済

世界の中心 今は俺ら

回ってない 回してる

足不自由でも 背骨曲がっても

白髪になっても 視力落ちても

翌日健康診断でも

やっぱりここに集まりたい

  • 作詞者

    Tempest

  • 作曲者

    G-KANKAKU

  • レコーディングエンジニア

    Qre

  • ミキシングエンジニア

    Qre

  • マスタリングエンジニア

    Qre

  • その他の楽器

    G-KANKAKU

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日常の中にある、何気ないけれどかけがえのない家族や友人との時間。
当アルバムの楽曲は、そんな時間のひとつひとつを丁寧にすくい上げ、音楽に昇華。
ふとした一言ににじむのは、今しかない瞬間を抱きしめるような優しさと、時間の残酷さに対する切なさ。
仕事や夢に追われる日々の中、子どもと過ごす時間、食卓を囲む瞬間──
そのすべてが、当たり前ではないと気づかされた。

複雑な社会や現実の中で迷いながらも、守りたい存在がある。
ラップというスタイルを通して描かれるのは、派手な成功や自己顕示ではなく、日常にこそある“ドラマ”。
ときに悩み、笑い、ときに涙しながら向き合うその姿に、多くの人が自分を重ねるだろう。

発展途上のパパでありラッパーであり、一社会人であるTempest が等身大の言葉で綴ったこの一曲。
聴いた人それぞれの「何か」の記憶を呼び起こし、「何か」が胸に刺さる至極の一枚。

アーティスト情報

  • Tempest

    1987年生まれ、大阪府出身。 中学時代に友人宅でHIP HOP を教えてもらったことをきっかけに、同文化に興味を持つ。 以降、さまざまな音楽に触れ続け、キャリアとしては18歳から始めたダンスからスタート。 HIP HOP と邂逅してから20年程度経過した頃、「誰かの記憶に残るような人間になりたい」と思い、音楽活動を開始。 替えがきく歯車ではなく、世界で唯一の存在となるべく、成功よりも失敗が積み重なりつつも、現在の活動に至る。 大黒柱・父・社会人・音楽・イベント主催—— 何足もの草鞋を履き、苦悩・葛藤する日々が始まったが、これまでの人生で最も濃密かつ、充実した日々を送ることができている。 何気ない日常生活をリリックに昇華することで、いかにすばらしい人生を送っているのかを歌う。 出てくる単語のほとんどが生活上にあるもので、これらで形成されたリリックとライムは、あなたの耳元に優しく寄り添うだろう。 「泥臭くても、継続することだけが取り柄の男」——それがTempest。

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