

3人と2匹 一人っ子育ち
散々お世話になったこの街
東大阪の一般家庭
この地この場所に身固め
帰ったら仏壇に手合わせ
ガキにおもちゃをまたせがまれる
近所のスーパー家族総出
なんでもない日常が幸せ
還暦を過ぎ 質素な暮らし
手と顔のシワこそがクラシック
リタイア違う、それ勇退や
今やっと気付いた偉大さ
1人→旦那→親父→じーちゃん
1人→家内→お袋→ばーちゃん
親孝行始まったばっか
後のことは気にすんな
言葉ひとつじゃ片付けらんない
血のつながりだけじゃない
ひとつ屋根の下共に過ごし
心はともに 愛する家族
褒められもせず 満足しない
おわりなんて死ぬまで来ない
健康であれ心技体
いつも願ってる愛する家族
雨にも負けず、風にも負けず
文句言われても音を上げず
大阪市内の一般家庭
退職後でも暇じゃねぇ
肥満じゃねぇ、富の象徴
愚痴や小言は酔いの口上
夕飯時まで笑って泣いて
俺はガキどもの遊び相手
お風呂と寝るとき緊張します
粗相ないよう気を付けます
どこ行きますか?車出します
バカ息子だから精進します
赤の他人から今や両親
増えた家系図 過去の独身
一人っ子から三男二女
親孝行まだ足んないっしょ
言葉ひとつじゃ片付けらんない
血のつながりだけじゃない
ひとつ屋根の下共に過ごし
心はともに 愛する家族
褒められもせず 満足しない
おわりなんて死ぬまで来ない
健康であれ心技体
いつも願ってる愛する家族
俺にもできた 愛する家族
こいつらのため歯食いしばる
茨木市内の一般家庭
将来と今が心配だぜ
乗り込むTOYOTA のTANK
ジュースが染み込むシャツ
後ろはパーティポテチのカス
西日を背に帰宅
俺の姿は素敵ですか?
不幸を感じちゃいませんか?
洗い残しはありませんか?
善処する時間くれませんか?
暗くなんかない夜道と人生
ついてこない結果と金銭
不器用でも一途に生きる
布団に入っていい夢見る
言葉ひとつじゃ片付けらんない
血のつながりだけじゃない
ひとつ屋根の下共に過ごし
心はともに 愛する家族
褒められもせず 満足しない
おわりなんて死ぬまで来ない
健康であれ心技体
いつも願ってる愛する家族
- 作詞者
Tempest
- 作曲者
G-KANKAKU
- レコーディングエンジニア
Qre
- ミキシングエンジニア
Qre
- マスタリングエンジニア
Qre
- その他の楽器
G-KANKAKU

Tempest の“家族”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Intro
Tempest
- 2
束の間
Tempest
- 3
良い日悪い日
Tempest
- 4
Enemy
Tempest
- 5
酩酊街
Tempest
- 6
「ごめん」よりも「ありがとう」
Tempest
- 7
晴れを願う
Tempest
- ⚫︎
家族
Tempest
- 9
For F
Tempest
- 10
For M
Tempest
- 11
Dear my friend
Tempest
- 12
ある男の人生
Tempest
- 13
悪政腫瘍 (feat. 公家バイブス)
Tempest
- 14
Outro
Tempest
日常の中にある、何気ないけれどかけがえのない家族や友人との時間。
当アルバムの楽曲は、そんな時間のひとつひとつを丁寧にすくい上げ、音楽に昇華。
ふとした一言ににじむのは、今しかない瞬間を抱きしめるような優しさと、時間の残酷さに対する切なさ。
仕事や夢に追われる日々の中、子どもと過ごす時間、食卓を囲む瞬間──
そのすべてが、当たり前ではないと気づかされた。
複雑な社会や現実の中で迷いながらも、守りたい存在がある。
ラップというスタイルを通して描かれるのは、派手な成功や自己顕示ではなく、日常にこそある“ドラマ”。
ときに悩み、笑い、ときに涙しながら向き合うその姿に、多くの人が自分を重ねるだろう。
発展途上のパパでありラッパーであり、一社会人であるTempest が等身大の言葉で綴ったこの一曲。
聴いた人それぞれの「何か」の記憶を呼び起こし、「何か」が胸に刺さる至極の一枚。
アーティスト情報
Tempest
1987年生まれ、大阪府出身。 中学時代に友人宅でHIP HOP を教えてもらったことをきっかけに、同文化に興味を持つ。 以降、さまざまな音楽に触れ続け、キャリアとしては18歳から始めたダンスからスタート。 HIP HOP と邂逅してから20年程度経過した頃、「誰かの記憶に残るような人間になりたい」と思い、音楽活動を開始。 替えがきく歯車ではなく、世界で唯一の存在となるべく、成功よりも失敗が積み重なりつつも、現在の活動に至る。 大黒柱・父・社会人・音楽・イベント主催—— 何足もの草鞋を履き、苦悩・葛藤する日々が始まったが、これまでの人生で最も濃密かつ、充実した日々を送ることができている。 何気ない日常生活をリリックに昇華することで、いかにすばらしい人生を送っているのかを歌う。 出てくる単語のほとんどが生活上にあるもので、これらで形成されたリリックとライムは、あなたの耳元に優しく寄り添うだろう。 「泥臭くても、継続することだけが取り柄の男」——それがTempest。
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