

軒下の隅 埃を被った記憶
古い竹馬 二十年の眠りから覚めて
あなたが削った あの日のままの節が
小さなこの子の 震える手を支えてる
陽だまりに溶ける 竹の匂い
懐かしすぎて少し 鼻の奥がツンとする
ぎこちない足取り 揺れる影
転ぶたび土の匂いを 覚えていく
「もう一回」って 掠れた声で笑う
その横顔が あなたに重なって見えた
泥だらけの膝は 勇気の印
季節は巡り 命は繋がれていく
トントン土を叩くその音が
空の向こうまで届いている気がした
見えない手に守られるように
笑って立ち上がる眩しい背中
(Ton-ton... ton-ton...)
ねぇ おじいちゃん見えていますか
この子の歩幅が また一つ伸びたよ
形あるものは いつかふるびても
あなたがくれた 温もりはここにある
夕暮れの空に 溶けていく
「ありがとう」を言えなかった あの日の代わりに
トントン 命がきざむメロディ
見守る誰かが笑っている気がした
昨日よりも遠くへ歩けるんだね
途切れない優しい足音
トントン 高く響くその音が
未来へ向かって続いていくんだね
明日もきっと同じ空の下で
愛しい日常を歌い続ける
トントン… トントン…
忘れないよ この音も その笑顔も
また明日も遊ぼうね
おじいちゃん大好きだよ
- 作詞者
SkyLaboratory
- 作曲者
SkyLaboratory
- プロデューサー
SkyLaboratory
- その他の楽器
SkyLaboratory

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KNOTS & BEATS
SkyLaboratory
軒下に眠っていた、20年前の竹馬。
亡き祖父が私のために削ってくれたその「節」を、今は私の子供が小さな手で握りしめています。
慣れない足取りで地面を叩く「トントン」という乾いた音。
そのリズムが、空の上で笑う祖父の面影と、逞しく成長していく我が子の姿を一つに繋いでくれました。
自分の心臓の鼓動と同じ「85bpm」のリズムに乗せて、耳元で囁くようなウィスパーボイスで綴る、三世代の命が重なり合う瞬間の物語。
大切な人を想うすべての人に届きますように。
アーティスト情報
SkyLaboratory
「境界線のない空を、音で描く」 SkyLaboratoryは、緻密な音響設計と開放的なメロディを融合させるソロ・プロジェクト。その名の通り、空が見せる一瞬の表情を切り取るような、実験的かつ情緒的なサウンドスケープを展開する。聴き手を日常の喧騒から切り離し、どこか遠くへ運んでいくような浮遊感溢れる世界観が特徴。
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