渡し舟のソネットのジャケット写真

渡し舟のソネット

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トラックリスト

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「渡し舟のソネット」は、夏の夕方の渡し舟で同じ便に乗り合わせた見知らぬ人との、名前を交わさないままの出会いと別れを描いたミディアムテンポのシティポップ。
登戸の駅から川へ続く道、木の桟橋、時刻表、隣に座る文庫を持った人、そして船頭が刻む櫓の音――対岸へ渡るわずかな時間に流れる無言の距離が、定義しないまま終わる関係の静けさを浮かび上がらせる。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、相手の名前も知らないまま櫓の音にだけ自分の息を重ね、それを口に出さずに対岸で別れることを選ぶ大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夏の夕暮れ、川辺の情景、言葉にしない交感を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

言いかけた「いい音」を呑み込み、櫓の拍子だけを名前より近くに感じるその一瞬。
最後の一漕ぎで水音が止んでも、その響きだけを喉に置いて持ち帰る――そんな一度きりの夕暮れを描いた楽曲。

Produced by nanayon music.

アーティスト情報

nanayon music