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「体温のドッグタグ」は、基地のフェンス越しに眺めて育った「向こう側」の断片に、深夜の車内で一度だけ触れる夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
基地沿いの国道に停めた左ハンドルの車、カーラジオから流れるF.E.N.の英語、胸元で揺れる銀の認識票、そして金網に指を絡めて見上げた子供の頃の記憶――手のひらで体温に温まる金属が、越えられなかった境界とのいまの距離を静かに浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、刻印された名前を読めてもなお、呼べば境界を越えてしまうと知っていて、温もりだけを受け取る大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、基地のある街の空気、触れそうで触れない距離感を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
冷たい金属が手のなかで温まり、やがて胸元へ返されてまた冷えていく、その温度のサイクル。
読み取った名前を声にはせず、指に残った熱だけを連れて夜気に出てゆく――そんな名前を持たない距離の縮まりを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
nanayon music