Lyric

踊り踊る筆が描きだす

騙り世に迷い込んだ

それは僕たちが

生まれた時から

右も左にも騙し絵の様に

絡操りばかり

天井と地上が引っくり返る様に

この世には型破りな

現象と真偽が目を光らせる

何を信じればいいのだろう

今でも知らない

真実と嘘はまだあるのかな

ここは調色板　色塗れ

歌い歌う筆が塗り潰す

都合の悪い背景を

そんな汚れ世に

生まれた時から

幾夜幾日の時が経ったろう

麻痺した視覚

僕らはこの世に呑み込まれぬ様に

籌策を謀り生きる

目には目を歯には研ぎ尖る牙を

毒は毒を以て制すんだ

それでも牙を

向ける矛先が分からないんだ

ここは調色板　色塗れ

けれど黒に呑まれてく

僕が誰かさえも分からないけど

気にする時間が無駄で

謎だらけの世間はもう

もはや謎解きみたいで楽しいかも

天井と地上が引っくり返る様に

この世には型破りな

現象と真偽が目を光らせる

僕はたまに恐ろしく思う

いつの間にか

僕も黒幕になってるのかも…