Lyric

抱えた膝に頬を預けて　思い出したように呼吸をして

今日はいつもより部屋がきれい　きっとあなたがいないからね

最後の言葉になるのならいっそもう何も言わないで

忘れたくはないよ　あなたと過ごした日々があっての私だから

言葉遣いや笑い方もすべてがあなたのレプリカ

お互いに年老いて　お互いに違う誰かと恋に落ちても

あなたはどうか変わらないで　私もずっとこの笑顔のまま

一番やさしい言葉を持つ人は　一番かなしい言葉も持ってて

あなたの言葉一つで世界が変わるの　決して大げさではないほどに

別れ際ホームで交わした握手は　また会えるおまじない

いつか死ぬ時が来たら最後にもう一度あなたのことを思い出すわ

愛することも分け合うことも　何一つ怖くなかったの

今私が怖いのはあなたがこの世界から消えてしまうこと

私より先にいかないでね　誰かのものでもかまわないから

忘れたくはないよ　あなたと過ごした日々があっての私だから

言葉遣いや笑い方もすべてがあなたのレプリカ

いつか大人になってあなたを「思い出の人」と呼べる日が来たら

私はもう一度思い知るの　あなたのやさしさの意味（わけ）を

何億万通りの筋書きのないラブストーリーのその中でも

こんなに切なくてあたたかい涙は誰も流せないわ

あなたはどうか変わらないで　誰かのものでもかまわないから