REP Front Cover

Lyric

Letter

RYUJI

ばーちゃんへ

あの日書けなかった手紙は

この曲に残します

これからも俺らも見守ってください

ありがとう ばーちゃん

大好きです

一番昔のばーちゃんの思い出

帰りの幼稚園バスに揺られて

眠った俺中々起きなくて

家についてばーちゃんがお出迎え

起こす事もなくそっと抱き上げ

ゆっくり家まで運んでくれたね

寝てたのになぜ覚えてるかって?

気づいてたかな寝たフリだって

畑仕事の土の匂いが

優しさと一緒に俺を包んだ

背中から伝わる温もりは

未だに心を暖めるのさ

春になって風がふいて

どこからか土の匂いがして

あなたの事を思い出して

ひだまりの中空を見上げる

ありがとう ばーちゃんこの空また見れば

笑顔浮かぶよ この場所で

残した思い出と優しさをそっと

胸に込めて歩こう

一番最後のばーちゃんの思い出

そこはもう静かな病室で

お見舞いに行ったよ家族4人で

もっと会いに行けば休み惜しんで

弱ってくあなたを見るのが

張りのなくなった声を聞くのが

耐えれなくなってそれを知るのが

だから控えてた会いに行くのは

後悔がないようにと思ってたけれど

受け入れきれなかったんだそれでも

たまにくる俺らのこと褒めてよ

嬉しそうな笑顔するのやめてよ

ばーちゃんまたねと声をかけた

しわくちゃな手を子供に握らせた

俺もあの時に腕を伸ばせば

心残りは一つそれだけだ

ありがとう ばーちゃんこの空また見れば

笑顔浮かぶよ この場所で

残した思い出と優しさをそっと

胸に込めて歩こう

その時が来て連絡貰って

その姿見て何も湧かなくて

それでも日付だけ進んで

お別れの時はすぐそこで

最後の手紙で兄貴が言った

「ばーちゃんへ、ダメだ読めない」

声を震わせて手紙を読んだ

いつの間にか俺、涙流れた

あなたと過ごした今までの日々

残された俺らが生きてる意味

たまに来てくれよみんなに会いに

俺らも行くから遠い未来に

最後に一言だけ言いたい

おれの気持ちをただ届けたい

もしも生まれ変わったとしても

またばーちゃんの孫になりたい

ありがとう ばーちゃんこの空また見れば

笑顔浮かぶよ この場所で

残した思い出と優しさをそっと

胸に込めて歩こう

  • Lyricist

    RYUJI

  • Composer

    BEAT BANK

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Artist Profile

  • RYUJI

    東北は福島県浪江町に生まれ、ラッパーだった兄の影響で、高校生の時に活動を始める。イベントオーガナイズやLIVE出演を重ね、同じ道を志す仲間を増やし始めた2011年3月、あの日を迎える。 2012年に同県いわき市へ移住し、ダズオーと出会い、活動を加速させた。デジタルシングルリリース、コンピレーションアルバム参加、イベントオーガナイズに加え、メヒカリボーイズへの加入は、それまでの視界を広げる大切な一手となった。 2018年にソロ活動を始め、ダズオーのDAZUBOXに収録されている「文書」のREMIXを配信する。 2019年12月に全国から数多くのアーティストを輩出した、第六弾となるコンピレーションアルバム「WAKAKICHI vol.6」に自身のこれまでの境遇と、REPする街への思いを綴った曲「二つの空」で参加した事を皮切りに、Abema TV「Abemamix」、テレビ東京系列「流派-R」に出演し、全国区への扉を開いた。 そして2020年3月25日に、自身のファーストEPである「REP」をリリース。これまでに見えていなかった彼のバックボーンやこれからの決意がこもった一枚となった。 浪江といわきの二つの街風を背に受け、高く飛び立とうとするRYUJIの今にくらってくれ。

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