

「普通でいたかったな。」
なんて零した独り言
朝焼けに呑まれては消えていく
誰もが簡単にこなす呼吸さえも
僕の肺にはちょっとばかり重いみたいで
滲む街灯りが水彩画のように溶けて
その煌めきに僕は恋い焦がれている
立ち止まる影法師、ただ夜に沈んでいくだけ
水槽の外側で回る世界は
眩暈がするほど綺麗で、遠い
「正しさ」などそんな物差しでは
この涙の冷たさは測れないだろう?
息を止めて、碧い夜の底へ沈んでいく
歪なままで輝く硝子のような心が
砕けてしまわぬようそっと抱きしめた
誰にも届かない僕だけの微熱を灯して
期待値ばかりが膨らんだハリボテの明日に
押し潰されそうな午前二時の心拍数
「変われない」んじゃなくて
「変わりたくない」だけなの?
自問自答のループがまた鼓膜を叩く
誰かが描いた地図を破り捨てて
今、僕は一人終わりの淵へ歩く
もしも願いが叶うなら
透明な肺で上手く呼吸がしたかった
それだけ、ただそれだけのに
指の隙間から明日が零れ落ちていく
その光を僕への最後の手向けとしよう
「正しさ」などそんなもの、へし折ってしまえ
この痛みの名前ごと僕を掻き消してくれ
息を吐いて群青の海へ溶けていく
傷跡さえ愛おしかった
硝子のままでいいと思えた
さよなら、憧れてた「普通」の世界
明けない夜の底
ただ深く、深く溺れていく
- 作詞者
omochi
- 作曲者
omochi
- プロデューサー
omochi
- ピアノ
omochi

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